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【プロ野球】

タカ10・2直接対決で決める 大隣胴上げ投手だ

2014年9月30日 紙面から

キャッチボールで調整する大隣=西戸崎室内練習場で

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 胴上げ投手になる!! ソフトバンクの大隣憲司投手(29)が29日、先発が予定される今季最終戦、10月2日のオリックス戦(ヤフオクドーム)での必勝を誓った。勝てば優勝が決まる大一番だ。自らの黒星が起点になって5連敗。難病を克服した不屈のサウスポーが地元ファンの前で3年ぶりの優勝を飾る。

 苦難を乗り越えて復活を遂げた男に、今季最後の先発が託された。オリックスを直接対決で破れば、リーグ制覇が決定。敗れた場合はオリックスの残り2試合の結果次第となる。

 「今から緊張してどうするんですか。意識しない、というのは難しいけど、今季やってきたことを出せれば大丈夫。大事な試合を任せられるのは本当に幸せ」。この日は福岡市の西戸崎室内練習場で投手練習に参加。重圧は計り知れないが、大隣の表情は終始、穏やかだった。

 胴上げ投手となる権利をつかんだ。難病の黄色靱帯(じんたい)骨化症からの復活を期した今季はファームスタート。病気に向き合い、手術、リハビリを経たファームから挑戦。実戦を重ねながら、1軍での復活勝利にこぎ着けた。こうした経験が人間として、選手として大隣を大きくしたのは間違いない。

 「精神的に強くなったと思うし、マウンドでピンチになっても揺らぎがなくなった。それが試されるのが最終戦」

 今季、オリックス戦は2戦2勝、防御率0・56と相性の良さが際立つ。422日ぶりの復活勝利を挙げたのが、7月27日のオリックス戦。9月16日には完封勝利も。節目節目に白星をつかんできた因縁の相手だ。最終戦でもキラーとしての奮投が期待される。(永松幸治)

 

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