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【プロ野球】

ソフトバンク 今季初5連敗 残り1試合 10・2オリックス戦

2014年9月29日 紙面から

2回日本ハム2死満塁、西川に押し出し四球を与えたソフトバンクのスタンリッジ。右は生還するミランダ=札幌ドーム

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◇日本ハム6−4ソフトバンク

 日本ハムが逃げ切った。2回に連続押し出し四球や陽岱鋼の2点適時打などで5点を先取し、6回に加点した。中村は5イニング無失点で8勝目。ソフトバンクは今季初の5連敗。スタンリッジが2回に崩れ、打線の追い上げも及ばなかった。

 今季ワーストの5連敗を喫しながら、優勝の2文字が遠のくことはなかった。2位・オリックスも3連敗し、ライバルの結果次第では最短で30日に優勝が決定。「しっかり調整するしかない」。ソフトバンク・秋山監督は、今季最終戦となる10月2日のオリックス戦を見据えた。

 試合は投打ともにミスが続出。先発スタンリッジは2回に急変した。2死満塁から西川と中島に2者連続の押し出し四球を与えると、直後の暴投と適時打も加わり一挙5失点。秋山監督に「先発が試合をつくれていない」と頭を抱えさせた。

 「野球人生で連続押し出しなんてあったかどうか…」。今季11勝の右腕が首をひねった。押し出し四球は、25日の楽天戦の五十嵐、26日の同カードの中田と合わせると最近3試合で計7つ。ポストシーズンにも不安が残る乱調が続いている。

 日本ハムを大きく上回る13安打を放った攻撃陣もミスが響いた。2回は二塁打を放ったカニザレスが「自分のミス」と悔やんだ走塁死で先制機を逃した。7回にようやく4点を奪って追い上げたが、試合をひっくり返すことはできなかった。

 優勝マジックが見え始めた17日から10試合で1勝9敗の大失速。それでも、自軍の試合がない29、30日にオリックスが連敗すれば3年ぶりの優勝が決まる。両チームの失速で“他人任せ”の様相を呈してきたパ・リーグの優勝争い。勝利の女神はどちらにほほ笑むだろうか。 (松田達也)

 

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