千島列島:日本兵の遺骨5柱を発見 露の戦史調査団

毎日新聞 2014年09月29日 22時50分

 ロシア東部軍管区(司令部ハバロフスク)は29日、太平洋戦争の終戦直後に日本軍とソ連軍が激戦を展開した千島列島北部のシュムシュ島(占守島)を訪れたロシアの戦史調査団が、日本兵とみられる未埋葬の遺骨5柱を発見したと明らかにした。インタファクス通信が伝えた。

 同通信は昨年9月4日にも同島で日本兵とみられる複数の遺骨が見つかったと報じていた。

 今回の発見場所は激戦地だった四嶺山付近とみられる。東部軍管区の当局者は、遺骨5柱は今後、日本側に引き渡すとしている。

 調査団はソ連兵の遺骨10柱や米国製戦闘機、日本の水陸両用車なども発見したという。(共同)

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