明日(30日)付でTBSを退社して、フリーに転身する田中みな実アナウンサー(27)が28日放送の「サンデー・ジャポン」で涙の卒業をした。共演者やスタッフに盛大に送り出され、司会のお笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(49)からは番組放送後に「金言」が贈られた。しかし、田中アナはその意味がまったく分からないため、“笑撃”問題が発生。金言に込められた太田の思いとは――。
最後は涙を隠せなかった。田中アナは同番組で“ぶりっ子キャラ”として売り出され、あっという間にブレークしたが、逆にそのキャラが叩かれる原因にもなった。番組エンディングでは「ありがとうございました。本当に嫌われてたんで…」と涙したが、最後はめったにギャグをやらない爆笑・田中裕二(49)が「きみ、かわうぃーねー!」と、交際中のオリエンタルラジオ・藤森慎吾(31)の持ちギャグを全力でやりきる“サンジャポ流エール”で締めくくった。
オンエア終了後には、最後のアシスタントを立派に務め上げ、泣きじゃくる田中アナに太田が言葉を贈ることになった。お世話になった司会者から直接、言葉をもらうのは女子アナ冥利に尽きるところ。
背筋を伸ばした田中アナに太田が贈った「金言」は「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」だったのだ。
これは現在も語り継がれる伝説の柔道家“鬼の木村”故木村政彦氏の強さをたたえた言葉と言われている。
しかし、柔道経験などない田中アナがそんな言葉を知るはずもない。むしろ「私、木村じゃないし…。田中だし…。太田さんどうしたのかしら」と言わんばかりの表情を浮かべていたという。最後に感動させるつもりが、逆にまったく心に響かなかったというから笑うしかない。
ただ、ある芸能関係者は「その『木村』を『田中みな実』に換えると全てぴったりはまるんですよ」とフォローする。
「爆笑の2人は田中アナの力をすごく評価していた。時には世間の逆風を受けても、しっかり女子アナとしての仕事を果たした実力を認めている。要は『女子アナとして田中アナがナンバーワン』ということを言いたかったんです」(前出関係者)。照れ屋の太田なりの最大限の賛辞だったわけだ。様々なアンケートで「嫌いな女子アナ」として名前が挙がる田中アナだが、一緒に仕事をした人間からは愛されていたのだ。
本紙は放送終了後、田中アナの直撃に成功。田中アナは「いい番組に出合えて、本当に幸せでした。サンジャポと東スポはつながっているみたいでいろいろとニュースにしていただきましたね~」と苦笑い。
「今後の目標はナンバーワン女子アナですか?」と“打倒カトパン(フジ加藤綾子アナ)”、“打倒ミトちゃん(日テレ水ト麻美アナ)”についても聞いてみると「今後もアナウンサーとしての役割に徹して、どんなMCの方のアシスタントも務められるような実力をつけたいです! 面白くなくてごめんなさい」と答えた。
フリーとしての活動は、これまで以上の厳しい風が吹くことは間違いないが、田中アナなら乗り越えていきそうだ。
【関連記事】
ゲームの祭典「TOKYO GAME SHOW2014」が18日、千葉・幕張メッセで開幕した。東スポWebではイベントの華である各ブースのコンパニオンを140人以上を特集!
“女子アナセクハラ被害”を激白した元フジテレビアナ・長谷川豊がマイクをペンに持ち替えて、女子アナたちの嘔吐事件、不仲疑惑、未成年アイドルとの飲酒騒動など“とくダネ”大放出!