【書評】 ツイッターで学んだいちばん大切なこと
- September 30th, 2014
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献本いただきました。ありがとうございます。
さて「ツイッターで学んだいちばん大切なこと」はツイッターの共同創業者、ビズ・ストーンによる創業記です。
エヴァン・ウィリアムズや、ジャック・ドーシーはよくメディアに出てくるのでなんとなくイメージがあったのですが、ビズ・ストーンはわりとノーマークでしたよ・・・。
彼のツイッターでの役割はPR、もっと本質的にはコミュニティ構築だと思うのですが、なんというか文章がうまい。
ビジネス書のわりには笑う箇所が多い本でびっくりしたのですが、彼はきっと笑わそうと思って書いているんじゃないんだな、というところがとても良いです。
ツイッターの買収をめぐってマーク・ザッカーバーグに会いにいくくだりでも、彼のシュールな描写がさえています。
「マークはフェイスブック社内を案内してくれた。この人達はうちで働いている社員です、と教えてくれたのだけど、それが何だっていうんだ?そのあと僕たちはマークと無言で社員食堂の列に並んだ」
普通はマークに会ったら興奮するとか、すごいところを見出そうとするかと思うのですが、ビズは実に冷静に「あれ、この人と話、合わなくない?」と素直に表現しています苦笑。
というわけで文章としてもかなり楽しめたのですが、さすがツイッターを急成長させた立役者だけあってコミュニティ構築(というか企業文化か)に関する一家言のどれもが参考になります。読みながらアイデアを書き留めたくなる、といった類の本なのではないでしょうか(実際、たくさんメモした)。
なお、巻末にある@kensuuのコミュニティ論も読み応えがありました。こちらも是非あわせてどうぞ。
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