【書評】 ツイッターで学んだいちばん大切なこと

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2014 09 30 03 23 54

献本いただきました。ありがとうございます。

さて「ツイッターで学んだいちばん大切なこと」はツイッターの共同創業者、ビズ・ストーンによる創業記です。

エヴァン・ウィリアムズや、ジャック・ドーシーはよくメディアに出てくるのでなんとなくイメージがあったのですが、ビズ・ストーンはわりとノーマークでしたよ・・・。

彼のツイッターでの役割はPR、もっと本質的にはコミュニティ構築だと思うのですが、なんというか文章がうまい。

ビジネス書のわりには笑う箇所が多い本でびっくりしたのですが、彼はきっと笑わそうと思って書いているんじゃないんだな、というところがとても良いです。

ツイッターの買収をめぐってマーク・ザッカーバーグに会いにいくくだりでも、彼のシュールな描写がさえています。

「マークはフェイスブック社内を案内してくれた。この人達はうちで働いている社員です、と教えてくれたのだけど、それが何だっていうんだ?そのあと僕たちはマークと無言で社員食堂の列に並んだ」

普通はマークに会ったら興奮するとか、すごいところを見出そうとするかと思うのですが、ビズは実に冷静に「あれ、この人と話、合わなくない?」と素直に表現しています苦笑。

というわけで文章としてもかなり楽しめたのですが、さすがツイッターを急成長させた立役者だけあってコミュニティ構築(というか企業文化か)に関する一家言のどれもが参考になります。読みながらアイデアを書き留めたくなる、といった類の本なのではないでしょうか(実際、たくさんメモした)。

なお、巻末にある@kensuuのコミュニティ論も読み応えがありました。こちらも是非あわせてどうぞ。

ツイッターもやっています!

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