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【大リーグ】

岩隈、メジャー自己最多の15勝 チームはPS進出に望みつなぐ

2014年9月28日 紙面から

◇マリナーズ4−3エンゼルス

 まだあるぞ!! マリナーズのPS進出−。マ軍の岩隈久志投手(33)は26日、地元シアトルでのエンゼルス戦で、6イニング1/3を2被弾だけの4安打2失点にまとめ、メジャー自己最多となる15勝目(9敗)を挙げた。負ければPS進出の可能性消滅という崖っぷちで意地を見せ、「レギュラーシーズン最後の登板で、何とか自分のピッチングをつかむことができてよかった。ほっとしている」。時事電などによると、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 「チームに迷惑を掛けていたので、絶対やってやろう」と強い気持ちで臨んだ。エース右腕ヘルナンデスに次ぐ先発2番手ながら、5失点で3回途中KOとなった8月24日のRソックス戦をはじめ、以降6登板は2勝3敗、防御率9・12の体たらく。股関節などに痛みを抱えながらの登板とはいえ、ふがいない投球が続いていただけに、正念場のこの1戦にかける思いは人一倍だった。

 立ち上がりからストライク先行の攻めの投球を貫いた。テンポ良く、丁寧に低めを突いたことで飛球アウト4に対し、ゴロアウトは10。本来の岩隈の姿だった。

 WCのライバル、アスレチックスとは2ゲーム差。逆転でのPS進出には残り2戦でマ軍が連勝かつア軍が連敗、さらに直接対決の1試合プレーオフで勝利とハードルは高いが、奇跡は起こすもの。「(PS進出で)次の登板があると思って準備をしていく」。岩隈はメジャーでの自己最多勝利の余韻に浸ることなく、“次”を見据えた。

 

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