イケダハヤトさんのブログからシェア。少し前の記事ですが「睡眠」について思うところがあったので記事にさせていただきました。ちなみに今回はぼくの回顧録になっております。ノンフィクションですが、企業名などは伏せさせていただいております。よろしくどうぞ。
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「24時間働けますか?」はもうダサい。次は「毎日8時間寝ていますか?」だ : まだ東京で消耗してるの?
こちらの記事から1箇所引用させていただきます。
昔はそれこそ「24時間働ける」人がバリバリのビジネスパーソンだと見られていたんだと思いますが、2014年の今においては、ちゃんと休息を取っていて、健康を維持しているビジネスパーソンが「仕事ができてかっこいい」と認知されるようになりつつあると思うんですよね。
これを読んだ時に、ぼくは東京に出てきて最初に就職した、とある販売代理店のことを思い出しました。
寝てない自慢
そこは最近社名が変わった某回線事業社の商品であるスマホやモバイルルーターなどを家電量販店を中心に販売し、その販売台数によってクライアントからお金を貰うといった、いわゆる「販売代理店」でした。
そのクライアント会社はとにかく「数字を残せないヤツはクズだ!」というような、まるでハートマン軍曹のようなところでして、社員は常に全員がピリピリしているような会社でした。逆にぼくが勤務していた販売代理店は、数字には厳しい会社でしたが比較的温和な方が多い会社でした。
しかし、そこで一つ違和感を持ったことがありました。
代理店の社員も、クライアントの社員もそうだったのですが、とにかく「長時間労働」なんですよね。終電ギリギリまで残っているのが当たり前、というような感じで本当に誰も帰らないんです。翌日は朝9時ごろに出社していました。
クライアントの社員と話している時でも、やれ昨日(今日だけど)は朝4時まで仕事をしていたとか、やれ睡眠時間は3時間以上取らないなどなど、いわゆる「寝てない自慢」をする人が多かったのを覚えています。ぼくは「この人たち働きすぎじゃね?」と思っていましたが、初めて東京で働くということもあり、東京という土地はこれが当たり前なのかなあ…。などと田舎者丸出しなことを考えていたのでした。
「6時間でも寝すぎだから」
代理店入社後、普段のぼくは都内某所の家電量販店にてその通信機器の営業をしていました。その量販店は開店が朝10時、閉店が21時でした。代理店から言われていたぼくの労働時間は10時~19時。しかし、ぼくは開店~閉店まで当たり前のように店に置かれました。代理店と言えど正社員だったということと、ここで文句を言ってクライアント社員の逆鱗に触れたりすれば、どんな目に遭わされるか分かったものではない…。という恐怖心から、ぼくはサービス残業も含めて、当たり前のように店に立ち続けていました。
ある日、ぼくは先輩(別の代理店の人)にこんな質問をされました。
先輩「お前さー、いつも何時間寝てるの?」
ぼく「6時間ぐらいですかね」
先輩「は?何でそんなに寝てんの?」
ぼく「(6時間でも長いのか?)え、いや、スイマセン…」
先輩「うちらの上司の〇〇さんなんて1日3時間も寝てないんだぞ?お前も見習えよ、おれだって毎日3時間睡眠だぞ」
ぼく「…かしこまりました」
というような会話がもはや当たり前となっている会社だったのでした。たしかに絵に描いたようなモーレツな会社で、昔で言うところの「24時間働けますか?」が似合うようなところでした。
結局ぼくはそこで人間関係につまづき、ほどなくして退社してしまいましたが、未だにあれは「?」と思うようなエピソードです。むしろもっと寝てくれ!寝てないからあんたらいつもイライラしてたのか!?クライアントだからって人のことブタ呼ばわりしてくれやがって!!(1回だけど)…あ、すみません取り乱しました。
というわけで、今回はイケダハヤトさんの過去記事を読んでふと昔を思い出したそんなぼくの回顧録なのでした。おしまい。