初のドキュメンタリードラマで凶悪犯を演じる陣内智則。11月3日スタートのフジ系昼ドラ「シンデレラデート」にも出演が決まり、役者業が絶好調【拡大】
得意の映像ネタを引っさげ、今月14日に米ラスベガスのライブハウスで単独公演を成功させたばかりの陣内が、笑いを封印して新境地に挑む。
役どころは、ノンフィクション作家、佐木隆三氏(77)の小説「復讐するは我にあり」のモデルで、緒形さんで映画化(79年、今村昌平監督)、引退した根津甚八さん(66)でドラマ化(84年、TBS系)されたことでも知られる冷血な知能犯的凶暴犯、西口彰。陣内が実在した人物を演じるのは初めてだ。
張江泰之チーフプロデューサーによると、オファーした理由は陣内の演技力に「人をひきつける不思議な力」を感じたから。陣内も「悪人も悪役も演じたことがなかったので、(オファーを受けて)ぜひやってみたいとマネジャーにスケジュールの調整をお願いしました」と快諾した。
西口本人の写真を見たとき「我ながら、ちょっと似ているのではと思った」と苦笑するも、人物像は謎に包まれており、「殺人を犯した動機が分からないそうですし、貧困に苦しんだわけでもコンプレックスがあったわけでもない、女性にも苦労してない…。どこか陰のあるところが出れば」と撮影に臨んだ。