御嶽山噴火:愛知大男子学生が不明に 愛知県警巡査部長も

毎日新聞 2014年09月29日 23時51分(最終更新 09月30日 00時22分)

 愛知大(本部・名古屋市東区)1年の男子学生(19)が、御嶽山に登ったまま行方不明になっていることが29日、分かった。大学は同日午前、緊急対策本部を設置したが、今のところ情報がないという。本部によると、男子学生は御嶽山登山は初めてだったという。

 愛知県刈谷市の男子学生の自宅では、女性がインターホン越しに「何も話せない」と話した。近所の40代女性は「子供の頃から元気で明るい性格。家族とも仲が良かった。無事に帰って来て」と願っていた。

 一方、同県警知多署の50代の男性巡査部長が噴火当日、日帰りの予定で御嶽山に登ったまま連絡が取れなくなっていることが29日、同署への取材で分かった。同僚の一人は「噴火に巻き込まれたのかどうかも分からず、無事に帰ってくるのを信じて待つ」と話していた。【井口慎太郎、安間教雄、駒木智一】

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