「憧れの人」テーマでは、結局昔の恋愛話を書きましたが、実はZARDの坂井泉水さんのことを書こうか迷っていたんですよね。
前にも書いたんだけど……
ZARD・坂井泉水の聴き手に近い歌の世界観&人間への信頼と愛情 - maze713's blog
子供の頃、始めて好きになったアーティストであり、今でも一番好きなアーティストです。
なにしろ音楽ってのは膨大にあるし、他に目移りすることもあるけど、それでもやっぱりZARDに戻ってくる。
何がこんなに魅力的なんだろう?
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現実感のない存在だった
ZARDはほとんどメディアに姿をあらわすことがなく、坂井泉水さんがどういう人なのかファンにもわからなかった。だから、みんなが自分の理想像を投影できたという事はあると思う。
この点ちょっと初音ミクに似ている。現実感の無い存在で、それが良かったんだよね。
私生活もほとんど謎でしたし。
そういえば、私は高校の時(2000年頃)「歳下の青年実業家と結婚している」という噂を聞いたことがあって、真実味があったから信用していたんだけど、死後の報道を観るかぎり、独身だったようですね。
声
あとは、やっぱり声の魅力ですね。
透明感があって、可愛らしさと大人っぽさがバランスよくブレンドされたような、独特の声。ZARDに声が似ているアーティストっていないと思います。
後年はかなり声が出ていなくなっていましたけどね……CDでもわかるくらいでした。
そのうえ新曲が少なくなって「病気なんじゃないか」とは言われていたんですが……
歌詞の魅力
もあります。
ZARDの歌詞の魅力は「心地よいフレーズの羅列」という感じでした。
素敵な言葉のパーツをたくさん作って、それをつなぎあわせて曲にしていた、という印象を受けます。
一曲の歌詞全体をみるとイマイチはっきりしたストーリーや意味があるわけじゃなく、ひとつひとつのフレーズで聴いている人の胸をつかむ、というスタイルだったと思います。
あと、やっぱり聴き手に距離が近いんですよね。「私はスターよ」みたいな感じはなくて、「気持わかるよ」っていう感じの。上手く言えないんですけど。
そういえば、ZARDがあまり好きじゃない人からよく「ZARDの曲って似たような曲調ばっかりだよね~」って言われることがあるんだけど、「声」と「歌詞」が武器で、曲はそれを活かすためにシンプルでわかりやすいものが多かったんだと思います。
凝った、挑戦的な曲は少ないし、あるけどあまり成功しているとも言えないと思う。
ルックス
ルックスに関して言えば、「美人」と「可愛い」の両方がバランスよく入っている印象ですね
もっと美人はいるし、もっと可愛い人もいるんだけど、その両方がセットになっている人はなかなかいません。
個人的には松たか子と同じタイプだと思いますね。
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現実感がなく、もともとカリスマタイプのアーティストだったと思いますが、亡くなって余計にそれが際立った。美人薄命、か……
ちょいと話がそれるんですけど、私は今のアイドルブームが終わったら、音楽会で90年代の再評価が始まると思っているんです。
そろそろ90年代のCDバブルを経験した世代が、いい大人になっているでしょ?そうすると、時代を振り返る動きは必ずあると思う。今のアイドルブームが80年代のリバイバルをしているって印象も受けるから。
そのときに、またZARDが再評価されるんじゃないかな……と思っています。
いや、私が好きでずっと聴き続けていれば、世間での評価なんかどうでもいいんですけどね……
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