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ある中国人男性の影の薄さが半端じゃない!どれぐらい薄いのかというと背景に同化して視認出来ない程。この尋常ではない影の薄さの男の名はLiu Bolin、中国のみならず世界で活躍するアーティストです。

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フォトショなどを使用した画像の編集や加工は一切無し。体に背景そっくりの絵を描き、背景に見事に溶け込んでいます。彼の身体にリアルな絵を描き出すのは周りのスタッフらしく、それってつまり周りのスタッフが凄いのでは…ゴホン。そんな彼の作品は社会における人の役割や居場所を表したものなんだとか。

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ウォーリーを探せならぬ、リーを探せ!皆さんはみつけることはできましたか?

これに関連してご紹介したいのが60年代に活躍したスーパーモデル、Veruschka von Lehndorffが1987年に発表した写真集Transfiguration=(変容)。ボディペイントによる人物と背景の融合といえば、個人的にはこの人。モデルである彼女が自然や廃墟と同化する様は、恐ろしいまでの静寂のような物を感じさせます。何分古い本なので新品で見つけるのは困難かと思われますが、一見の価値ありです。

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そして彼らと同じ事を街中の看板や段ボールでやってのけたのは、ロサンゼルスで写真家、イラストレーターとして活躍しているCayetano Ferrer

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看板がスケスケに!いやん。上記の2名とは違って看板に直接描かれたものではなく写真を用いた半透明のステッカーなのかな?とも思うのですが、自身の公式サイトにはこれといった記述が無いため確認できず。

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それにしても、段ボールはともかく看板となると少し迷惑な気もしますね…。
 
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