接近禁止命令(仮処分)の結果(Ⅰ)
テーマ:ブログ皆様、こんにちは。
まず、長い間あの問題に話を触れずにどうしたものかと思われていたと思います。裁判所との様々なやり取りの中、発言を制限されていたので報告が遅くなり申し訳なかったです。
だから今日、このブログできちんと報告したいと思います。
ずっと応援して下さった方、心配して下さった方、ありがとうございます。
日本の8月15日、ようやく裁判所から私がお願いしていた接近禁止命令に対する仮処分の結果が出ました。
単刀直入に結論から言いますと、接近禁止命令はおりませんでした。
私がこの仮処分申請したのは今年の1月頭。そして、結果がでたのは約8ヶ月経った今です。
裁判所に接近禁止命令をお願いするというのは当事者の身の危険を感じているために、法的なもので保護してほしい!という目的で申請するものであり本来ならば急を要することです。
しかし、半年以上という月日が経ってやっと結果が出るようでは、身の安全を確保するにはほど遠い。被害者は途方にくれてしまうか、その間に危害を加えられたり、命を落とす危険性まであるかもしれません。
8ヶ月の間、私と裁判所がやり取りをしていたものはまるで裁判そのものでした。仮処分というのは裁判ではありません。
しかし、私は仮処分を申請している側として被害を立証する責任が生じ、録音テープを書類に落としたり、今までのメールのやり取りを全部整理したり、細部に渡って記憶をたどったり、今までの被害の一連と何度も何度も向き合わなければなりませんでした。
それはそれは、耳を塞ぎたくなるような、目を覆いたくなるような作業でした。自分はもう思い出したくもない、辛いトラウマのような一件を自らこうして被害者は立証しなければいけません。
そして、裁判所に書類を提出したと思えば相手からの反論書が送られてくる…
その反論書を見て、またこちらが反論書を作成し反論していく…その繰り返しでした。
そのようなやり取りの中で、新たな証拠や第三者からの一筆や証言なども出てきます。そこで、見えてくるのは自分の利益だけのために動く人や組織。
あったことをまるで無かったかのように装う人、関わりたくないと怖がる大人達の姿を見ました。
このような状況で私は当事者でありながら、一歩引いて第三者の目で自分自身を見てみると、やはり今の社会は被害者が声を上げられるにはほど遠い社会で
声を上げたとしても、次にきちんと守られるという立場に身を置けるようになるまでにリスクが多すぎるし、精神的に辛すぎると痛感しました。
(これは、芸能界でも一般社会でも同じことが言えると思います。)
弁護士費用だって馬鹿になりません。
私の目的はただ「身の安全の保証がほしかった」それだけでした。
途方に暮れ、精神的にも疲れきったころに、次は裁判所から妙な雰囲気で和解の話が持ち出されました。
和解の案件の中には、もちろん私の申請していた接近禁止命令というものも含まれていましたが、同時に今まで相手が私にやってきた行為を正当化してしまうような文言も含まれており
悩みに悩んだ結果、和解はしませんでした。裁判所としてはどうしてもという気持ちもあったようですが、私は意思を通し続けました。
というのも、私が普通の女性であれば、こんな精神的に追い込まれるような現実をさっさと終わって楽になりたいと和解の道を選んだのかもしれません。
しかし、原点に戻りなぜ自分がこうして勇気を出して記者会見までし、声をあげたかということを考えると、和解という選択肢は自分の中にありませんでした。
和解をするとこの問題を「ストーカーゼロキャンペン」以外のところでは公言してはいけない制限が付いてしまう。また、公言したとしても条件付きで決まった事しか口に出せない。
私には、発言していく義務があり、この問題をヴェーグに包まれたままにはしてはいけないと思っています。
私は、ブログやFacebookに寄せられた多くの被害者のメッセージを忘れられない。私が頑張る事で、きっと負けそうになっている被害者の方の少しでも勇気と力に変わればと思っています。
私も、一時期よりもだいぶ精神的に落ち着き、色んな事を前向きにとらえる事ができFacebookやブログも何気ない日常なども更新できるまでになりました。
物事も冷静に考えることができるようになりました。
去年の年末は自分の身に起こったことを受け止め、勇気を出して発信したもののその後、自分の精神状態含め裁判所や警察署とのやり取りでなかなか思った事を発信できずにいました。
でも、今は私が聞いた事見た事を伝えようと思うことができます。私のこの問題は決して私から始まった訳ではないから…
関係ないとは言えない立場にある以上、きちんと自分なりに皆さんの疑問だった部分に触れて行こうと思います。そして、社会が少しでもいい方向に変わるよう願いを込めて。
(つづく)
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