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ウクライナ東部で「レーニン像」倒す9月30日 1時18分
ウクライナ東部で政府側と親ロシア派との間で激しい戦闘が起きたドネツク州などに隣接するハリコフ州で、ウクライナの民族主義の若者らがロシアによる統治を象徴するレーニン像を引き倒し、ロシア寄りの住民らとの対立がさらに拡大することが懸念されています。
ウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州では、激しい戦闘を行った政府側と親ロシア派が今月5日に停戦で合意しましたが、ドネツク州では28日も断続的に戦闘が続き、住民と軍人ら10人以上が死亡したということです。
こうしたなか、戦闘の起きた2つの州に隣接するハリコフ州で28日から29日にかけて、ロシアによる統治を象徴するソビエト建国の指導者、レーニンの2つの像が相次いで引き倒されました。
このうち、ハリコフ中心部の広場にある高さ20メートルのレーニン像の周りには、ウクライナ民族主義の若者らおよそ3000人が集まり、像にロープを掛けて引き倒しました。
ハリコフ州ではこれまで戦闘は起きていませんが、ロシア寄りの住民が多く、ことし4月には親ロシア派が一時、行政府の建物を占拠したほか、これまでにレーニン像の前でも集会を開いており、双方の対立がさらに拡大することが懸念されています。
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