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「ハマスとイスラム国は同じ過激思想」9月30日 5時45分
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イスラム過激派組織「イスラム国」への対策が国際的な課題となるなか、国連総会で演説したイスラエルのネタニヤフ首相は、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスも同じ過激な思想を持っているとして、ハマスへの攻撃は各国が進めるテロとの戦いの一環だと主張しました。
29日、国連総会で演説したネタニヤフ首相は、国際社会が「イスラム国」に対する包囲網を強めイスラム過激派と戦うことは、もはや世界共通の課題だと強調しました。
そのうえで、パレスチナのガザ地区に拠点を置くハマスについて「『イスラム国』と同じ悪に根ざし、過激な思想を掲げて地域を支配しようとしている」として、イスラエル軍がことし7月からガザ地区に対して行った攻撃を、各国が進めるテロとの戦いの一環だと主張しました。
さらにハマスがガザ地区の住宅地にロケット弾の発射台を据えていたとする写真を掲げ、「イスラエル市民を無差別に攻撃しただけでなく、パレスチナの市民も人間の盾にし、二重の戦争犯罪を犯した」として、ガザ地区で多くの犠牲者が出たのはハマスの責任だと非難しました。
ネタニヤフ首相はまた、あらゆるイスラム過激派組織を後押ししているのはイランだとして、「『イスラム国』と戦いながらイランを放置するのは、局地的な戦闘には勝利しても戦争には負けるようなものだ」と述べて、過激派対策でイランの協力を求める欧米各国をけん制しました。
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