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政治
【社説検証】朝日新聞の謝罪 「言論人の使命果たす」と朝日 産経は「世界の誤解を解け」
2014.9.24 12:51
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朝日の社説は、普段の社説とは異なり、執筆する論説委員らが事態をどう受け止め、今後どんな姿勢で論じていくかを説明するものだった。朝日は誤報である吉田調書の記事を前提に、「再稼働より全容公開だ」(5月21日付)、「国民の財産を隠すな」(6月6日付)などの社説を掲載しており、これについてわびた。
論説委員は「ときに人や組織を批判する役割」を担っているが「どんな主張をしても『お前にそれを言う資格があるのか』と厳しく問われる」状況だと打ち明け、「批判と誠実に向き合い、読者の信頼回復に努めなければならない」とした上で、「論じるべきことを論じるのは依然として自分たちの責務だと考えます」との見解を示した。誤報に萎縮するようなことがあっては朝日らしくあるまい。(内畠嗣雅)
◇
■朝日新聞の謝罪を受けた社説
産経
・原発所員の名誉回復急げ/慰安婦報道も全面的に見直せ(12日付)
朝日
・論じることの原点を心に刻んで(13日付)
毎日
・メディアの重い責任(12日付)
読売
・朝日が「撤退」取り消して謝罪/国際的に誤解広めた責任は重い(12日付)
日経
・報道への不信ぬぐい去る責務(13日付)
東京
・言論報道の責任と使命(13日付)
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