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朝日の視線の先にあるのは権力者の顔色や大新聞仲間との関係

2014.09.24 07:00

 福島原発事故での吉田調書をめぐる誤報問題で、朝日新聞の木村伊量(ただかず)・社長が9月11日に謝罪会見を行なった。本誌は朝日の5月20日付の吉田調書報道を直後(6月9日発売号)から誤報と指摘し、その後も9月5日号でも〈本誌に抗議してきた朝

 福島原発事故での吉田調書をめぐる誤報問題で、朝日新聞の木村伊量(ただかず)・社長が9月11日に謝罪会見を行なった。本誌は朝日の5月20日付の吉田調書報道を直後(6月9日発売号)から誤報と指摘し、その後も9月5日号でも〈本誌に抗議してきた朝日新聞よ『吉田調書』の虚報を認めよ〉などと繰り返し報じてきた。

 だが、朝日はそうした指摘を無視し続け、産経や読売など同業他紙の批判報道でやっと社内での検証を開始し、政府が「吉田調書」の公開に踏み切ると、大急ぎで謝罪会見を開いた。

 朝日の視線の先にあるのは権力者の顔色であり、せいぜいが新聞協会のお仲間との関係であり、週刊誌やフリージャーナリストの言論など力でひねり潰せばいいと考えているのだろう。一連の誤報騒動はそうした彼らの性根を炙り出した。

※週刊ポスト2014年10月3日号

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