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ミイラは人為的に加工されたり、自然条件によって乾燥され、長期間原型を留めている永久死体のことである。魂が抜けたとはいえ、ミイラには不思議な力が宿っていると信じられており、人々の興味を惹きつけて止まない。
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1. 15年間行方不明だった美女、エヴァ・ペロンの遺体
アルゼンチン元大統領フアン・ペロンの妻、エバ・ペロンは1952年7月26日にこの世を去った。彼女はミュージカル“エビータ”のモデルとなった女性である。エヴァは33歳の若さでガンで亡くなった。その死を悼む多くの市民のため、彼女の亡骸はエンバーミングが施されたのち展示されることになった。その3年後、エヴァの死体は反政府派によって盗まれ、15年間の時をさまよった末にようやく帰還し、家族と共に地下聖堂に安眠することができた。
2. 生贄となったインカ帝国の少女
500年以上前にインカ帝国で生贄として命を捧げた15歳の少女の亡骸の保存状態は驚異的だ。彼女の遺体は、1999年にアルゼンチンのルライラコ山で他の2人の子供の死体と共に発見された。
生贄と聞くと悲劇的な印象がつきまとうが、のちの研究によって明らかになったことがある。少女は死ぬ際、現代の結核に似た病気に罹っていたのだ。意識を麻痺させる目的でトウモロコシのお酒を飲まされた彼女は、置き去りにされ凍死したと考えられている。
3. 中国の濡れたミイラ
2011年、中国で道路の建設中に600年前に生きていたと思われる女性のミイラが発見された。このミイラは「濡れたミイラ」と呼ばれており、それは遺体が腐りやすい湿った環境下にいながら、肌と髪の毛がほぼ無傷のまま残っていたことに由来する。
そのミイラとともに数点のアクセサリーも発見され、女性が人為的にミイラにされた可能性が高まった。中国ではミイラを作る文化はなかったため、大変注目を集めたが、考古学者らはこのミイラは人為的に作られたものでなく自然のプロセスで偶然できたものだと主張している。
4. 紀元前から蘇えったミイラ、グラウベルの男
952年にデンマークで数体のミイラ化した遺体が発見された。この遺体は推定30歳前後で、首にある傷から2000年以上前に生贄の儀式に捧げられたものとみられている。つまりこのミイラは紀元前から蘇えってきたのだ。
5. トーキーのツタンカーメン
2011年、肺がんで亡くなったイギリス人のアラン・ビル氏の遺体は、「科学の進歩に捧げたい」という本人の意志によってミイラ化の処置が施された。ビル氏の妻は保存処置された夫を前に、”私はミイラの旦那を持ったイギリス唯一の女性よ”と言ったそうだ。
6. 実の子によって暗殺されたラムセス三世
ラムセス三世が統治していた当時のエジプトは、ミイラを作ることは一般的に行われていた。だが、彼のミイラはその頃の他のミイラと比べると明らかに違う特徴があるという。彼の首元には人為的な切り傷がはっきりと見られ、専門家はその傷を負わせた犯人は彼の実子だとみなしている。
古代エジプト王「ラムセス3世」は暗殺者によって殺された。科学技術で3000年の謎が解明される
7. 見事なタトゥーを持つミイラ、ウコクの王女
シベリアの王女のミイラに施された精巧なタトゥーは、死後2500年経った現在も当時と損傷のない形で残されている。発見した専門家によると彼女はシベリア山脈の辺りに住んでいた遊牧民族、パゾリック族の一人であるという。このタトゥーは、死後の世界に旅立った彼女がほかの仲間を発見できるように、目印として施されたものだと言われている。
8. ダシ=ドルジョ・イチゲロフの即身仏
イチゲロフはチベット仏教を信仰するブリヤート族出身のラマ僧であった。16歳の時に修行の旅に出かけ、75歳となった1927年、教え子たちに入滅することを伝え、瞑想中にこの世を去った。死後、彼はすぐに結跏趺坐(禅の座り方の1つで両足を完全に組んだ状態)の状態のまま松の木の箱の中に入れられ、地中へと埋められた。
即身仏となったイチゲロフのミイラは、何の処置も施されなかったにもかかわらず、まるでつい先日埋められたのでは?と思えるほど良好な状態で掘り起こされた。
9. フランクリン遠征隊のミイラたち
1845年、北極圏の北西航路を開拓するために100人以上ものメンバーで構成された探検隊が新世界へと旅立った。この隊を率いたのがジョン・フランクリン海軍大尉である。
出発から5年後の1850年、カナダのビーチー島で探検隊のメンバーであるジョン・トリングトン、ジョン・ハートウェル、ウィリアム・ブレインの3人の遺体が発見された。更に時がたち1984年、人類学者らが北極の調査を行ったところ、ほぼ無傷の状態で冷凍保存された探検隊の遺体が発見された。その遺体から探検隊の死因は、肺炎と船の設備の不具合による鉛中毒だったことが判明した。
10.お腹の中で石灰化した胎児
1955年、妊娠中に帝王切開を拒否し、出産前の我が子を亡くしてしまったモロッコ人のザラ・アブタリは、その後も亡くなった赤ちゃんの亡骸を取り出す手術を拒み続けた。約50年後、ようやく病院に行った彼女のお腹の中には、石灰化した胎児の遺体が発見された。
via:viralnova・原文翻訳:Tomohide
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コメント
1. 匿名処理班
10は、胎内で死んでしまった子をそのまま50年間ずっとお腹の中にとどめたまま、母は生きてたの…?
2. 匿名処理班
アイスマンがなかった
3.はミイラというより屍蝋かな?
3. 匿名処理班
3番を開封する様子を撮った写真をどっかで見たが、ものすごい雑な扱いで驚いた記憶がある。指輪とかすぐ外してたし。絶対売っぱらってると思う。
4. 匿名処理班
2のインカのミイラは数年前に国立科学博物館の特別展で
展示されていた気がする。
5. 匿名処理班
※1 生きてますよ〜。体内ですぐに石灰化したらしく母体にあまり影響が無かったようです。
6. 匿名処理班
トーキーのツタンカーメンと記事の内容が全然合致してないような気がするんだけども。俺が無知なだけですか?
7. 匿名処理班
お腹の中の赤ちゃん石化って最近インドでもなかったっけ?
こっちは気づかずにいて、お腹がやたら重い?かなんかで医者行ったら発見とかだったと思ったけど…
8. 匿名処理班
4は湿地特有のミイラだった気がする。
9は「船の設備の不具合による鉛中毒」ではなく、遠征用に急いで安い工場で缶詰作ったら、内側にはんだが入り込んじゃった!!・・・で中の食べ物が鉛に汚染されてて…だったと思う。船の設備もなんか関係したんやろか?調べてないから話半分なんやけど。
9. 匿名処理班
こう言っちゃなんだけど、考古学的な価値は別にして、
生前どんなに偉人だったとしても、死体そのものには何の価値も感じられんなあ。
火葬文化のせいかな。
10. 匿名処理班
※9の方も言う様にフランクリン遠征隊怪死事件の真犯人は缶詰めだった、って読んだ事があります。
その当時の船に多かった、バラストに鉛の重しを使っていた可能性もありそうですけど、どっちが真犯人なんだろうか?
11. 匿名処理班
ヒマラヤとかの高山で亡くなった登山家達は綺麗に残ってるのかな
12. 匿名処理班
7が体のどの部分なのか分かりません。
13. 匿名処理班
※10
あれ?コメント番号がズレてる(笑)
※8さんへのコメントですこれ