子育て・教育

EM菌泥団子づくりを児童たちが体験/海老名

 海老名市国分北の市立杉本小学校で17日、4年生の児童約70人が河川浄化用のEM菌(有用微生物群)の泥団子づくりの体験学習をした。4年生は総合学習として、学校近くを流れる目久尻川の清掃などを行っており、EM菌泥団子づくりもその一環。12月にEM菌の泥団子を目久尻川に入れる。

 EM菌の泥団子づくりには、「ゲストティーチャー」として地元の「目久尻川をきれいにする会」(飯田英栄会長)のメンバー7人が指導に当たった。あらかじめ米ぬかやEM菌を混ぜて発酵させたものと、泥をかき混ぜてテニスボールの大きさにこねていく。児童たちは「幼虫が入っていた」、「変なにおいがする」などと言いながら、手を真っ黒にしてEM菌の泥団子をこねた。

 出来上がったEM菌の泥団子は約1千個。2週間後には白く固くなるという。12月3日に児童らが目久尻川に投げ入れる。これまで児童らは、川の水を一部せき止めて清掃したり、県の専門家から目久尻川の生き物などについて学んできた。

 「きれいにする会」の飯田会長は「子どもたちは、いやがらずに上手に作っていた。体験を生かして、川に関心を持ってほしい」と話していた。

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