解説
裏切りと報復、熱き血のたぎりが止まらない!実在の人物・抗争事件がモデルの小説を基に、戦後の混乱期に繰り広げられる壮絶なヤクザ社会を深作欣二監督が鮮烈に描いた不朽の名作。撮影・音楽・脚本の妙に加え、血気盛んな男たちの熱演・闘演、名台詞の数々は当時の観客のハートを鷲掴みにし大ヒットを記録。リアリティとエネルギーに満ち溢れた本作を皮切りに「実録モノ」ブームが到来した。
物語
戦後間もない広島・呉。友人の喧嘩相手を射殺した復員兵・広能昌三(菅原文太)は刑務所に服役、そこで出会った土居組若頭・若杉(梅宮辰夫)と義兄弟の契りを結ぶ。出所後広能は山守組の盃を受け組の下で活躍するが、組の勢力が増すにつれて敵対組織との抗争、また組内部にも抗争が勃発。仁義なき戦いの火蓋が切られた――!
こぼれ話
映画化にあたり、脚本・笠原和夫は小説のモデルとなった獄中手記を書いた美能を取材しに広島へ赴いた。映画化を断る美能だったが、笠原が自分と同じ海兵団にいたことを知り「絶対に映画にしない」という条件で様々なエピソードを披露。「しません」と約束した笠原だが東京に戻り早速脚本に反映、熱すぎるストーリーを創作した。美能は最終的に映画化を了承した。