東京電力福島第一原発の事故原因を民間の立場で調べた「福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調)の委員長を務めた東京都市大学学長の北澤宏一(きたざわ・こういち)さんが26日、急性肝不全で死去した。71歳だった。葬儀は近親者で行う。後日「お別れの会」を開く予定。

 長野県生まれ。東京大理学部卒。高温超伝導を研究し、1980年代後半の超伝導ブームの火付け役と言われた。東大教授や科学技術振興機構理事長を務め、2011年10月に民間事故調の委員長に就任。東電の責任感の欠如や組織的な怠慢によって安全対策が不十分になったとする報告書をまとめた。08年から朝日賞の選考委員。