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ミスで一度廃案 「派遣法」改正案を再提出へ
9月29日 11時14分

先の通常国会で条文のミスが見つかり廃案となった労働者派遣法の改正案が閣議決定され、最長3年とされる業務ごとの派遣期間の制限を撤廃するなどの内容は変えずに臨時国会に再提出されることになりました。

先の通常国会に提出された労働者派遣法の改正案は、条文にミスが見つかったため審議されることなく廃案となっていましたが、29日、ミスを修正し、内容は変えずに改めて閣議決定されました。
この改正案では、現在の労働者派遣法で派遣労働者の固定化を防ぐためとして通訳など26の専門業務を除いて最長3年までとされている派遣期間の制限を撤廃し、代わりに1人の派遣労働者が同じ部署で働ける期間を3年に制限します。
業務によって異なっていた派遣期間を撤廃することで、企業が業務を円滑に進められるようになり、派遣労働者にとっても、さまざまな仕事を経験する機会が増え、キャリアアップが図れるとしています。
しかし、この改正によって、企業は、人を替えれば事実上、何年でも派遣労働者に仕事を任せられるようになるため、労働組合などからは不安定な非正規の雇用が増えると懸念する声もあります。
改正案は、今の臨時国会に再提出され成立すれば来年4月に施行されます。

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