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御嶽山 死亡12人 心肺停止24人に
9月29日 19時14分

長野と岐阜の県境にある御嶽山の噴火で、警察によりますと、山頂付近で新たに5人が心肺停止の状態で倒れているのが見つかりました。
また心肺停止で搬送された人のうち新たに2人の死亡が確認され、これで今回の噴火で死亡したのは12人になり、心肺停止の人は24人となっています。また、死亡が確認された人のうち新たに1人の身元が確認されました。
警察によりますと、身元が確認されたのは、静岡県御前崎市の増田直樹さん(41)です。

御嶽山の噴火で、警察や消防それに自衛隊が、29日朝から捜索活動を進めた結果、警察によりますと、山頂付近で新たに5人が心肺停止の状態で倒れているのが見つかりました。
また警察などは、心肺停止になっている人のうち山頂にある「御嶽神社」付近で倒れていた登山者ら8人を29日、自衛隊のヘリコプターで山のふもとに搬送しました。警察が確認を進めた結果、新たに2人の死亡が確認されました。これで今回の噴火で死亡したのは12人になり、心肺停止の人は24人となっています。警察によりますと、心肺停止で倒れていた人のうち、▽20人余りは、頂上付近の御嶽神社の敷地内やその周辺で見つかったということです。
また▽およそ10人については、御嶽神社から南の王滝頂上山荘までの間にあるおよそ500メートルの登山道の周辺で見つかったということです。
一方、捜索活動は、硫化水素の濃度が高くなったことなどから、午後1時半ごろ中止しました。警察によりますと、死亡した人のうち身元が確認されているのは、▽長野県塩尻市の会社員、林卓司さん(54)、▽長野県松本市の横田和正さん(61)、▽名古屋市中村区の会社員、浅井佑介さん(23)、▽岐阜市の会社員、三浦勇さん(45)の合わせて4人です。
また、新たに1人の身元が確認されました。
警察によりますと、身元が確認されたのは、静岡県御前崎市の増田直樹さん(41)です。また、▽長野県側と岐阜県側で合わせて63人が重軽傷を負っています。
警察などは、家族などと連絡が取れない人がいることから確認を進めるとともに、30日も山頂付近での硫化水素の濃度などを確認しながら、捜索活動を再開することにしています。

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