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 手軽でよく効く疲労対策はないだろうか――。理化学研究所が、穏やかな海や花畑の風景など「癒やし画像」と呼ばれる写真に注目し、効果のほどを調べたら、予想を超える威力が見えた。日本疲労学会で発表した。

 理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター(神戸市)の水野敬研究員らはまず、風景写真約200枚を20~40代の男女22人に見せ、「癒やされる」度合いを5点満点で評価してもらい、集計。各人のトップ12枚を「癒やし写真」、ワースト12枚を「非癒やし写真」とした。

 「癒やし写真」に選ばれたのはほとんどが海や川、野原の風景で、青や緑の多い写真だった。「非癒やし写真」は人混みやビルが密集する風景が多かった。