宅録ミュージシャン雑記 月に見下ろされて ~宅録ミュージシャン trifling beetleのブログ~

宅録ミュージシャン・trifling beetleの雑記帳&忘備録。
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柳原加奈子サンという芸人がいるが、彼女かわいすぎる。

なんとかわいらしいことか!!

いやぁ、かわいい!!


タイプとか云々じゃなく、ただ見ていてドキドキする。

テレビのリモコンを思わず戻してしまう。

「私ってデブで貧乳なんです!奇跡の体型なんですっ!!」なんていう自虐的な台詞も、彼女だからこそ無条件でかわいらしい。

むっちゃかわいらし過ぎる!

すべてにおいてかわいらしい。


イヤイヤ、ほんとうに素敵な女性だと思ってしまった。

こういうふうに思っている男性、意外と多いんじゃないかな。




BEATLESについて書き始めると本当に止まらないのだが、しかし書かずにはいられない。


以前、BEATLESのカバー曲を演るバンドにいたりした。

これは本当に自己流にアレンジしてやるだけ。

そうじゃなくて完コピしてナンボのバンドが世の中には数多ある。

彼らのマニアックぶりは総じてスゴイ。

ミストーンやノイズまで、レコードどうりに再現するなんて常識だ。

中にはリバプールはキャヴァンクラブで毎年行われる、「BEATLES WEEK」とかいう世界中のBEATLESコピーバンドが一同に会する世界大会に、日本代表として出るつわものまでいる。


僕は知り合いにこういうマニアが多いので、いろいろな情報を得ることがままある。

こういう話を聞くたびに、ほんとうにBEATLESは、すでにもうクラシックの域に達しているんだなと思うわけだ。


学校の音楽の教科書にひっそりと載っていた「Yesterday」、それを家にあったガットギターで、たどたどしく弾いてみようとしていた15の自分。

音楽の原風景だ。

「Hey Jude」のPVを観て戦慄したことも昨日のことのようである。


世界中の多くのミュージシャンの血液や骨肉中に、BEATLESというエッセンスが溶け込んでいるのと同様に、しがない宅録ミュージシャンの自分の中にも、BEATLESはしっかりと溶け込んでいる。

それがなかったら、たぶん自分は音楽なんてものをやっていなかったのかもしれない。


とりわけ自分の中のBEATLESは、

「Strawberry Fields Forever」

「Penny Lane」

「Taxman」

「Good Night」

「Julia」

「Dear Prudence」

「Back In The U.S.S.R.」

「Getting Better」

「Maxwells Silver Hammer」

「Something」

「Fixing A Hole」

「Two Of Us」

「Here There And Everywhere」

「Golden Slambers」

「Dont Let Me Down」

「Get Back」

「Across The Universe」


なんかに尽きる。


心が弱っているとき、楽しいとき、辛いとき、ワクワクするとき..口をつくのはやはりFAB4のメロディーがほとんどだ。

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三拍子の曲が、実は大好きで、あの独特のスィング感というかうねりに触れたら気持ちがナチュラルハイみたくなってしまう。

たまらない。

時々意識して三拍子の曲を作ったり、聞いたりするように務めている。


「雨の遊園地」は1992年頃に作った曲で、もともとは4拍子だった。

これを無理矢理三拍子にしてリメイクした。


リムスティックの音ひとつにしてもかなりディティールにこだわったつもり。

何となく幻想的かつ現実的な音作りを目指したからだ。


こういうときにDAWはすごく役に立つ、というか作業が早いのだ。

アイデァを浮べて、それを形にするまでがスピ-ディーというか。


今回もintroで実験的なことをやってみた。

トライandエラー上等なのだから。


まずはサンプリングのスチームオルガンを呼び出して、マイナーキーで適当なフレーズを弾いて取り込んでみた。

和声的には9度とか6度、7度、5度なんかをなぞってみたのだが、摩訶不思議で少し薄気味悪い感じになってしまった(笑)。

これをまず適当な長さに分断して20個くらいの断片にして見た。

ビートニックの手法だ。

ビートニックは言葉だが、それを音でやってみた。


それを適当に、ランダムに繋ぎ合わせた。

BEATLESが「サージェントペパー」のなかの「ビーング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト」の中でやったことである。

そのループを手動で作り聞いてみた。

う~んイマイチ。

なので断片ごとに色んなエフェクターをかけて再度シャッフルして繋いでみた。


今度はすごくいい感じだ。

オートパンをかけているので位相がめまぐるしく変わる。

これを極端にすると脳が回って気分が悪くなる(笑)。

なのでレベルを程ほどに調節。

多少ノイズも回り込んでいるが、それがグリッジみたいでなかなか面白い


これをintroにレイヤーした。

あらかじめテープループをはっつけることを想定していたので、introが始まるまで約10秒の空白がある。

そこにフェードイン&アウトを繰り返しながらの件のループを絶妙に重ねた。

絶妙のタイミング..は人それぞれ。だから、自分でこれでよいと思えるようになるまで何度もRedoとUndoを繰り返す。

このRedo&UndoもDAWの素晴らしいところで、何度でもやり直せる。

本当に素晴らしいテクノロジーだ。


納得がいくバージョンができたところで仮バージョン作成を終了。

ループもWAVで保存をかける。



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「fix」という曲は「自分を修復する」ということを込めた曲。


いかんせん不具合が多い自分である。

人生の時間の殆どは、修復と前進、停滞、後退をひたすらループみたく繰り返しているだけの、いたちごっこ的なものではなかろうか。


人生は、ある意味、一日一日死んで行くようなもの。

いや、実際死んで行っているのだ。

完全なる現在進行形だ。


死ぬ為にアチコチをリペアして、死に行く細胞を憂い、諦観し、再度不具合が出て唖然とし、愚痴をこぼしながらも修復に務める。

その中に前進も後退、停滞もあるが、むしろどちらかといえば修理にかける手間隙のほうがはるかに多い人生。


生きるために修復しているのではない。

修復、修理..それ自体がもう人生、生き様の一部分なのだと思う。

どっちみち壊れることは停められない。


だからこそ玉砕なんか屁とも思わず、自分のやりたいことを、失敗や恥を恐れることなく、あくまでも果敢に取り組んでいくべきだと思うのである。


もともと計画なんて放棄しているような人生だ。

いまさら人生設計をしたって、守りに入っても手遅れなのだ(笑)。

焼け石に水。、無駄なことに時間や労力、金をつぎ込むのは一切止めたい。


自分の人生のエピローグがカッコいいものである必要もないし、そういう願望もまったくない。

ただ、「自分の自由になる、自分だけの貴重な時間」を、ひたすら好きなように浪費してみたいのだ。死に様なんてどうでも良い。


自分は心肺蘇生や延命治療全てを拒否した文言を書いたものを、懐に常に携帯している。

生を乞うことに何の執着もないからだ。

それでよい、自分の人生の幕引きなんて。


それよりも命ある間を、たっぷりと貪りたいだけである。

貪りつくしたいのだ、骨の髄までを。

そうやって過ごしたいのだ。

生きていたいのだ。


それはすなわち、自分的には、ほぼ音楽活動と同義なのだ。



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「ロング・バケーション」というドラマがかってあり、社会的なブームとなった。


自分は一切見ていなかった。

興味もなかったからだ。


「ロンバケ」がとても好きな同じ歳のひとがいた。

そのひとはどうも山口智子にかぶれてしまったようで、ことあるごとに、ああいうキャラの自分を作り上げて、そして演じていた。


最初は何のことか良くわからなかったが、ドラマのあらすじや面白みなんかを伝え聞くうちな「あ、そうか」と徐々にわかってきたのだ。


そういうそのひとを、絵に書いたように好きになってしまったことがある。



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1996年頃、付き合っていたひととどうもうまく行かなくなり、本当に堪えたことがある。

人生の色合いが変わったのは、あれ以降かもしれないなんて思いもある。

恨み節ではない。


あの頃は本当によかったと思うし、あの人に出会えたことをまったく後悔もしていない。

良きにつけ悪しきにつけ、あの人との出会いと恋愛が、自分を今へと導いているのかもしれない。



...などと、キレイ事を語るつもりもまったくない(笑)!!


どれだけ美化しても、美化しきれない事実だってあるからだ。

所詮大人になりきれなかった男と女のクソみたいな話である。

それ以上でも以下でもない。


ただ、あの時苦悩の極を感じて、悶え、絶望を直視し続けたことは明らかに好い薬となって自分に残っている。

肝炎ワクチンの抗体が着いているような感じ。


あのときの絶望は人生でマックスであろう。

どん底を見たことは、決して人生を豊かにはしないけど、貧相の極みまで追い込むこともまた、ない気がする。

アレがあるから、これなんてたいした事ないじゃんという感覚は大事だと思う。



「ドレス」はそういう人との、どうしようもない恋愛を、音の塊にして表現した絵である。


本当に、お互いが力を併せてもどうしようもならない出来事だったと思う。

近鉄阿倍野駅構内に消えていく青い色のドレスを見て、ほんとうにどうしようもない情けない気分になった。

あの己の醜さは今でも忘れていない。

ケロイドみたいな皮膚感覚として残っているから。

思い出すこともはばかれるのに、なぜか思い出してしまうという中毒性のある経験だ(笑)。


ちなみにこの曲の原題は「ケロイド」である(笑)。



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ローラの父親が逮捕されるかも??という記事が目に付いたので、もしやと思い検索すると、やはりタレント・ローラさんのお父さんが国際指名手配されたとか。

詐欺罪。保険料87万を横領したそうだ。


全然OKじゃないっすな。


すごくいい感じで、テレビなどで人気のあるローラ。タレント生命に何らかの支障がありそうだ。えてして好事魔多しとはよく言ったものだ。



昨日までに撮り終えて楽曲のラフミックス&マスタリングにとりかかった。

ラフとはいえ、一応本番も想定しての作業なので、かなりシビアに音は作りこんだ。あと、これをCD-R、MDに落とし、ありとあらゆるメディアで問題点を探ってゆくのだ。

カーステレオから始まり、CDラジカセ、MDプレーヤー、ポータブルCDプレーヤー、コンポ、mp3プレーヤー、ネット内の視聴用プレーヤーまで。


この視聴用ツールとしていま注目している機材がある。

「Aldente Sound Audio System」。

SONYが1989年ころに出した最高級のオーディオシステム、要するに「CDラジカセ」である。

当時の値段でも20万近くしたとか。


aldente_sound



これが今¥29、800なのだ!!


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これはママレイド・ラグというユニットをやっておられる田中拡邦さんという方が、ご自分のホームページで紹介していたところ知ったもの。

彼はこれで最終ミックスの音源をチェックしておられるそうだ。



はっきり言って(こういう事を公の場で言うのはなんとも冷や汗が出るのだけれど)、現在発売されているラジカセは、仕事として使えるクオリティではない。音の濃度が薄く、倍音が少なくて高低音がやけに強調されているものばかりだ。これではミックス・ダウンに使えないばかりか、気軽に音楽を聴くのもストレスが溜まってしまう。しかしながら、これは仕方のない事で、オーディオ(ひいては音楽)は世界の経済の状況と密接に結びついているもので、企業がなるべく安価なパーツで安く大量生産をせざるを得ない、という事なのだろう(田中拡邦)。



いや、これ、欲しいよな!!


ママレイド・ラグの音楽はとても大好き。アナログ機材を使ってのレコーディングにこだわっている点とか、本当に職人気質があふれていてすごくいいのだ。

その作品もアナログ特有の温かみがあふれている。それでいて古臭くない。バランスが絶妙だ。


「冷たい」とか「平和ボケ」とか非常に心無い批判もあると聞くが、この音を聞いて何も感じない方がやはり異常だと思う。


さてその機材だが、これは田中氏が全て手作りでリペアしてくれている。間違いはないと思う。田中氏が中古品を買い付けてきて、手作業で修復してくれるという、本当に涙がちょちょ切れそうなシロモノ。


だからそんなに頻繁には入荷しないし、こないだは運良く入荷のお知らせが出ていたが、今はもうない。

タイミングと運と、そして頻繁にHPをチェックするマメさが必要となる。ぜひ欲しいなぁ。


「まっとうな値段で、それでいてまともな、本来オーディオが出すべき音をちゃんと出す装置を、現在に復刻した」という看板に偽りはないと思う。


まともな音が出ない装置が、実はこの世には多いよな!とは、自分自身も全く同感。























MAMALAID RAG「いつでも どこでも」MV - YouTube




MAMALAID RAG official site




http://www.sidemilitia.com/mamalaidrag.html


この対談も興味深い。



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80年代の曲と今の曲とをかけ合わせたような曲が、すごく良いなと思うことがあった。


そういう曲をやっている人も多いとは思うが、自分的にも聞いていてすごくしっくりと来るのだ。

モロ80年代とか、昭和歌謡とかになると、ちょっとくどすぎる!

そうでなくて、さりげなく新しいものが混ぜ込んであることによって、違和感がなくなってしまい、聞いていてとてもほっこりとなじんでくる。

この感覚が本当に大好き。

Retro&Newっていうのかな?

イヤイヤ本当にエエわ。


80年代風のアナログ感を出すためにプロはどんなテクを使っているのだろうか、すごく気になった。

またAmazonで、そういう類の中古本を漁ってみようかな(笑)。



本日は「ドレス」のベースを録る。

明日は何曲かの仮ミックス&マスタリングだ。



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今日は夕方まで仕事があってそれを片付けてから宅録へ。

かなりのどの調子がいいから歌入れに挑戦してみた。


自分はボーカリストではないし、専門のトレーニングなんて受けたことはない。まあせいぜいカラオケで歌う程度だ。とても人様に聞かせる歌うたいではないことは自分でよく認識している。

なのにどこでどう間違ったか、自作曲でリードボーカルを取っている(笑)。何を血迷っているのだろうか。しかしながら、やると決めたら自分でいろいろと研究は怠っていないつもりだし、ちょっとしたトレーニングなんかも自己流でやってみたりする。さほど効果が出ているとは思えないけどなぁ~。


いろいろと研究していくうちに、のどの開き方とか、口の中のスペースを大きくとり、声が反射する空間をたくさん確保することとかの知識を学んだ。ボーカリストの人から見たら「何をいまさら」だろうけど。軟こう蓋のあげ方とか、なんかいろいろと知らないことが多い。それがうまくいけばいいのだけど、なかなかうまくいかない。

とりあえずは小さい音量でも声を前に出すとか、口腔内で声を反響させるように意識するとか、のど仏を下げるように意識するとか、できそうなことから意識付けしている。

こんな調子だから、何回か歌ううちに声がかすれてきてしまう。脆弱だな。声量も貧弱だし。最悪だ。

ただ最近、のどの開け閉めで音程をとるということが、何となくだがわかってきた気がする。と同時に、ほんの微妙な開け閉めで音程を調整する人とかは、もう神業使いの域だなと思うのである(笑)。



メキシコに負けた日本代表は三戦全敗でコンフェデから退場。仕方ない。


結局、ザックJAPANの抱える問題点が、より明確になっただけかもしれない。というか、問題点、すなわち守備力のレベルの低さや1対1の弱さ、は以前から指摘されてきたことだ。それが何も改善されておらず、同じ過ちをいつもの通りに繰り返して、退場しただけのこと。


詳しいことはよくわからないが、素人目から見ても、ザックジャパンのセンターバック、右サイドバックそれとボランチのディフェンス力は酷過ぎると思う。自殺点とかPKとか多すぎるのではなかろうか。

強豪相手に、そんな初歩的なミスを、一試合に何度もしていたら、そら勝てんわな。一度ディフェンス陣をリセットした方がいいのではなかろうか??準備期間がもうあまりないのかもしれないけど。


個人的な印象だけど、今野はボランチとかサイドバックじゃないのかな。内田もボランチ向きのような気がするし、センターバックは高さが必要だと思う。結局中澤とかトゥーリオの待望論が巻き起こるのも時間の問題であろう。今のボランチの長谷部、遠藤、細貝、三者ともに攻撃型だと思うけど~。


以前の戸田とか、あるいは攻撃型だけど守備も強い福西、服部のような選手が欲しいもんだ。まあ一度、今野をアンカーに据えたトリプルボランチとかを試してみたらどうなんだろうか?

長友、内田はサイドハーフに上げて、センターバックは三人揃えて、栗原、伊野波、吉田とかあかんのかな?


そうそう事がうまく運ばないのは、多分人材が足りないってことなのだろうなぁ。


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宮本信子さんがNHKの朝のテレビに出ていたが、本当に素敵な人だと感心した。

現在、同局の朝の連続テレビドラマに出ておられるようだ。齢(よわい)を重ねるとはどういうことか、どう向き合うべきか、そういうことに対しての解答を実に明快に提示されている。清々しく、厳かだ。上品でセンス抜群。スゴイ人だ。


人は前向きにしか向かうことができない。生物としての宿命だ。この宿命に逆らわんとする思いを持ちがちなのも、人の常だ。

もっともこれは、社会文化的なバックボーンも多分にあろうとは思うが..。

本当に成熟した社会や文化を持つところでは、齢を重ねることや、それを在りのままに受け入れたり、高齢者をリスペクトしたりなどを実践していると言われる。

果たしてそうなのだろうか?地球上に、完全にそうである「場所」はない気がする。


ヒトとは、得てして「歳をとること」「歳をとったもの」に対して、必要以上に恐れや嫌悪という、非常にネガティブな感情を持ちがちだと思う。これも人間の宿命か。


さて、年老いてにじみ出てくるもののなかには、まれにものすごく研磨された味というものがある。圧倒的な存在感を持ったものだ。

これは何人も、少なくともいくつかは持っているものだとおもうのだ。気がついてないことも多いのかもしれない。他者から見たときに、はじめて認識できる類のものだからだ。

その味がとてもわかりやすい形で存在しているものの例として、例えば絵や音楽、俳諧、短歌、小説、エッセイ、調理に関したことなどの文化的なものがあり、また立ち振る舞い、言動、思想、哲学などがあり、行動様式、趣味に関したことなどがあると思う。

そのほかにも非常に多岐に渡って存在する。


その人の持つ味、すなわち「輝き」がちらりと見えることがあるが、この「ちらり」に思いもかけず触れたときに、大切な恵み、至福のひとときを見事に得た気がして、手放しで「人生はいいモンだな」と感じる。

つくづく思う。

「地味で良い。しかし、そのひとなりの味を出せる人になりたいな」と。


で、自分にとって、味のある音楽ってなんだろうか?それを具現化して、リスナーに聞いていただく為には、自分としてはどうしたらよいのか?ということを、時間と手間隙を惜しむ事無く、日々追求しまくっているのだ。


自分は決してスーパーなミュージシャンでもアーチストでもない。むしろその手の才能にはまったく恵まれていないクチだ。しかし追求するものに対して、異常なほどの探究心、貪欲なまでの執着心、並々ならぬ往生際の悪さは、ある。人並み以上だと自負している。

それが音楽人間としての自分の、ダイナモや生命線となっている。探り出したら止まらない。何年でも執着し、こだわり、挙句の果てには泥沼に落ち込んでしまうことさえある。

ふと振り向いたときに、音楽に関してのことにかけてきた手間、情熱、こだわり、時間というものは、生業にかけてきたそれをはるかに凌駕していることに気がつく(笑)。まことに「問題児」、「社会不適応者」この上ない。

音楽の持つ毒の慢性的な中毒者なのだ。

中毒だからやめれないのだ。


事実上、最初に音楽という毒に侵されたのは14の頃、真夜中のラジオで「BEATLES」特集を聞いた瞬間だ。

HOUND DOGのボーカリストであった大友康平がホストを務めていたこの番組が、自分の人生の色合いをやんわりと決めたといっても過言ではない。それが原点の「じんせい」なのだ。

あれから何十年も、音楽という親友とは、蜜月に、はたまたつかずはなれずの距離をしっかりと保ちながら、酸いも甘いもをすべて分け合い、だらしなくだらだら過ごしてきた。腐れ縁よりももっとみっともない。

そのために得たものなんかはほぼない。逆に喪失したものは数多ある。いちいち後悔や反省していてはキリがない。


だからこそ、消え行くときには、名誉や地位、お金、土地、良いうわさ、素敵な評判、評価なんかよりも、しょぼくて、だらしなく、そしてみっともない音楽作品を可能な限り残しておきたいなと、いまさらながら躍起になっている。

ごく個人的で自己満足かもしれないが、総括的な「生きていた証」として、自分はこれを是非やり続けて、そして時が満ちれば、心置きなく旅立ちたいと考える。

その時はいつ来るのかは、全く予想がつかない。日々、今日が最後かもしれないと思う心がけはやはり大事だ。やり遂げて完全燃焼したいとは思わないが、できる限り悔いは残したくないよなぁ~やはり(笑)。



「天気雨と虹とハス畑」「a Sunny Shade on Monday」「パーペェチュアル・ピクチュア~永久の絵のように~」の三曲のミキシングおよびマスタリングを施す。

作業はサクサクと進行。PCのご機嫌がすこぶる良いようだ。先日マウスを取り替えたのだが、それが功を奏したのか(笑)?

mp3とWAV、aiffでの保存をかける。




台風は一段落して、風もない穏やかな曇り空。

灰色そのものの世界。モノクロームが溢れていて落ち着く。

この時期については、涼やかである故、こういう天候が一番好きである。



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イタリアと日本がコンフェデ杯で激突。3-4で惜敗したという。

まあ、試合をプレイバックで見たが、かなり日本は押していた。というかアズーリの方が調子が相当悪かったようだ。

今のイタリア代表はピルロを幹とした攻撃型チーム。以前とはカラーが180度違う。ピルロ自身が攻撃に特化したアンカーだと思うのだ。中盤の底から攻撃の起点となる選手であって、どちらかというと守備は苦手かと。

その攻撃的チームと派手な点の取り合いを演じた。すごいこと!!だろうか??果たして。


世界のトップクラスと互角の撃ち合いになった、しかし結果は負けているというのが現実なのだ。それが日本代表なのだ。

というか、以前からそうだと思う。

イングランドと派手な打ち合いを演じた岡田ジャパンも、結局は負けたのだ。ジーコジャパンはドイツと打ち合いを演じ、結果追いつかれて引き分けた。

互角の打ち合いを演じても勝ち切れない。ここらあたりが克服されない限り、勝ち上がるのは難しいだろうと思う。


イタリア相手でも、前半で2-0なら日本の勝ちの確率はかなり高かったはずだ。あとは守りを固めて、相手を前掛りにさせて、カウンターを狙うという作戦に切り替えることが賢かったのでは。

しかし2点目を取った後も戦術を変えずに、果敢に3点目を狙いに行き、その結果1点を返されてしまい、前半を2-1で折り返すことになってしまった。


3点目を狙いに行ったことは、決してマイナス評価ではないかと思うのだが、勝ち点を最低でも1、あわよくば3稼ぐつもりならば、ここは現実的に闘ったほうがよかったのでは。

サッカーでは、戦況や状況に応じて、その時々の正解、判断というものをフィールド上で正確に導き出す必要があると思う。要は臨機応変だ。判断を間違えるとこうなるという手本だ。


岡崎のヘッドで追いついたことは素晴らしかったが、その後がよろしくない。引き分け狙いで行かねばならないのだが、またしてもここで判断を誤っている。で、最終的にはこうなってしまうのだ。

せっかくの勝ち点をドブに捨ててしまった感が否めない。もったいないというか。


本番ではこういう闘い方をしないとは思うが、しかしながらブラジル大会は予選リーグ敗退と見ている。



よく甘いものを食べて「はぁー元気になった!」と感じることがある。これは脳内ホルモンのセロトニンの原料であるトリプトファンが、甘いものを食べたときに優先的に脳内に取り込まれるからだそうだ。

その結果ハッピーホルモンといわれているセロトニンが増加して、幸せな気分・元気な気分になるという。

しかし、甘いものを続けて食べていても、徐々にその気分は失われていく。その理由はトリプトファンがすでに消費されているため、セロトニンが生成できないからだそうだ。

何事にも限度があるということか。


エリック・クラプトンは以前、どうしようもないチョコレート中毒だったらしい。それを見ていた親友のジョージ・ハリスンは、「サボイ・トラッフル」という曲を書いたとか。

「サボイ・トラッフル」とはマッキントシュという菓子メーカーのロングセラー商品だそうだ。今もあるのかな??

一度食べてみたい気がする。



溜まっていた何曲かの仮マスタリングに入る。

これからしばらくはストレスフルな日常が続きそうだ。

インターネットラジオに自作曲を乗せた時に、やや音圧が足りないと感じたので、少しゲインを上げたバージョンも作成する。クリップする限界ギリギリまで上げるのだ。

大きければいいというものでもないが、リスナーの立場に立って考えたときには、そういうことも必要なのだと痛感。


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「ドレス」の録音にかかる。

ベーシックはすでに落としていたので、まずは2本のギターから入る。かなり派手目に歪ませたギターだ。左右で若干音質を変えてみる。


ダブルのリズムギターの絡みがとても好き。カッティングどうしで会話するというか、バトルするというか。ソロでバトルをするんじゃなく、バッキングでバトルするものに妙に心がざわざわする。

例えばストーンズのキース・リチャーズとロニー・ウッドのバッキングの絡みなんかは、自分の音楽の素体であるし、また、ストリート・スラーダースのハリーと蘭丸の絡みなんていうのもめっちゃ好きだったし。そういう素敵なツインギターの絡み方を日々研究している。


今回は派手にやり合おうということでアレンジしてみた。が、まだまだ迫力にかけるなぁ~。

もう少し練り上げながら頑張ってみよう。


「恋人みたいに話してくれよTalkinAs A Lover」の第6,7トラックのレーコーディングも終える。ここにはパーカスやシンセをオーバーダビングした。



今夜から雨模様らしい。台風が来ているのだね。


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