先日見た件の「ビューティフルライフ」の動画は、どうやら英語圏で放映されていたものらしく、英語の字幕が出てくる。
これを見るのがなんとなくだが、なかなか楽しいのだ。
別に英語の勉強のためになんてこれっぽっちも考えていない。
あくまでなんとなくだ。
この「なんとなく」もしくは「なんか」というセリフが、ドラマ本編に実にたくさん出てくるのをなんとなく感じていたのだが、それを英語で表すと、どうやら「somehow」であるということらしい。
ごく基本的な単語だと思うが、長い間、忘却の彼方にあった。
いや、本当にたくさんのsomehowが、画面の下の方に、現れては消え、現れては消えしていた。
なんとなく現れて消えるという、まるで月光仮面のような感じである。
英語「Somehow」で表現されるモノって、割と日本語に顕著なものなのだろうか?なんかそんなことまで思ってしまった。
そう考えたなら、「日本はあいまい」と揶揄される理由も、なんとなく頷ける気がする。
そしてさらに自分もまた、なんとなく、はまっている、いまだにこのドラマに(笑)。
ノベルズが出ているという情報を得て、性懲りもなくその本を探しにいった。
直ぐに見つかった。
ドラマと同じく、これも相当売れたのだろうか?
特に苦労することもなく、最初の中古ブック店でいともたやすくみつかったので、なんとなくそう感じた。
さて内容はというと..う~ん、なんか微妙だ。
読みやすいし、かなり丁寧にドラマをなぞってある。
それが逆になんというか、物足りなかったのだ。
もちろんドラマになかった追加場面や設定も書かれてある。
特に感情を細部にわたり描いているところなどは、動画では得ることができなかった情報をさらけ出していて、かなりマニアには意義があるとは思う。
しかし、これだけ忠実にドラマをなぞっていれば、「どうせならば、動画付きのほうがいいや」となってしまうと思うのである。
台本でもないが、それに近い感じだと思った。
結局、これはドラマを見逃した人が読むべきものなのかなと。
それをきっかけにその人がドラマを見る、みたいな感じ。
ドラマから入って読んだ人には、やや物足りないかもしれない。
別に悪くもないが、すごいという感じでもない。
それならばいっそ第1話から11話までももう一度無限ループのごとく(笑)見ようかなと、なんとなく思った次第だ。