昨年からこちらのブログやTwitterの方で度々
「そのふなっしーを譲っていただけませんか?」
「作り方を教えて下さい!」
といったオファーを頂いております。
譲って欲しいというお願いに対しては、安全面や万が一事故が起きた場合の製造責任(?)の面から、一律お断りしてきましたが、作り方については都度都度アドバイスという形で教えて差し上げてきました。
そんな具合で、ふなっしーの着ぐるみの作り方を知りたいという人がかなり多いようでしたので、いい加減ブログにまとめようと考えた次第です。
※当ブログを参考にして「ふなっしーの着ぐるみ」を作り、着用したことで万一何らかのトラブルや損失・損害等が発生したとしても、当ブログは一切の責任を負いかねます※
※ ふなっしーは今や恐ろしく人気なキャラクターです。ですので公共の場などで軽率に着用することは絶対におやめ下さい。着ぐるみを自作して公共の場で着た結果、警察沙汰に発展した事例もあります。※
※あくまでも私的な場、ないしはコスプレのために設置された場での着用にのみ限ってください。※
※着ぐるみという性質上、極めて視界が悪く、また通気性もありません。着用時には必ず介添人をつけてください。また無理な長時間の着用もおやめ下さい。最悪大怪我や死亡事故に繋がるおそれもあります。※
「そのふなっしーを譲っていただけませんか?」
「作り方を教えて下さい!」
といったオファーを頂いております。
譲って欲しいというお願いに対しては、安全面や万が一事故が起きた場合の製造責任(?)の面から、一律お断りしてきましたが、作り方については都度都度アドバイスという形で教えて差し上げてきました。
そんな具合で、ふなっしーの着ぐるみの作り方を知りたいという人がかなり多いようでしたので、いい加減ブログにまとめようと考えた次第です。
※当ブログを参考にして「ふなっしーの着ぐるみ」を作り、着用したことで万一何らかのトラブルや損失・損害等が発生したとしても、当ブログは一切の責任を負いかねます※
※ ふなっしーは今や恐ろしく人気なキャラクターです。ですので公共の場などで軽率に着用することは絶対におやめ下さい。着ぐるみを自作して公共の場で着た結果、警察沙汰に発展した事例もあります。※
※あくまでも私的な場、ないしはコスプレのために設置された場での着用にのみ限ってください。※
※着ぐるみという性質上、極めて視界が悪く、また通気性もありません。着用時には必ず介添人をつけてください。また無理な長時間の着用もおやめ下さい。最悪大怪我や死亡事故に繋がるおそれもあります。※
1.ふなっしーのサイズ
ふなっしーがブレイクする以前、スッキリに出演していた時の映像から割り出したのがこの寸法です。
自分でわかればいいやという具合で凄まじく適当に作ったのでとても見づらいですので、各部寸法を以下に記しておきます。
・ふなっしー頭部(上3分の1の黄色部分)(半球と短い円筒がつながった図形と考える)
半球部分:直径650ミリの半球
円筒部分:直径650ミリ、高さ325ミリの円筒
つまり、直径650ミリの球体の下半分が同径の円筒になったような形です。
・ふなっしー胴体部(水色部分)
直径650ミリ、 高さ660ミリの円筒
・ふなっしー脚部(下3分の1の黄色部分)
高さ500ミリ、股下340ミリ、足底の直径240ミリ
・ふなっしー各パーツ
目:縦140ミリ
口:横100ミリ
リボン:幅250ミリ
頭の葉っぱ(茎):長さ220ミリ
頭の葉っぱ(葉):長さ200ミリ
腕:長さ250ミリ
以上の寸法を元に製作しました。
2.必要な材料
作業途中で足らなくなると非常に辛い思いをしますので、気持ち余分に買っておくと良いかもしれません。
必要量は、頭・胴・足を全て円筒として考えると程よく余る程度の量になるので、そうして算出しました。
手芸店に行き慣れている人はわかると思いますが、布はだいたい90センチ幅か110センチ幅か150センチ幅で売られています。きちんと確認して、必要量を購入してください。
頭部→黄色い布2メートル×1メートル(フリース生地がおすすめ。無ければ十分厚手のものを選んで下さい)
胴体部→水色の布2メートル×1メートル(黄色い布と似た記事を使うと自然に仕上がります)
脚部→黄色い布50センチ×1メートル(つまり合わせて3メートル分買えば足りる計算になりますが、4メートル買えば安心でしょう)
腕部→水色と黄色の布…ですが、これは上記分の端切れで十分賄えるので別に購入する必要はありません。
骨格→ダイソーで売っている子供用フラフープ2本、5ミリ厚のライオンボード90センチ×90センチを3枚(コーヨーソフトボード、リアラボードとも呼ばれてます)と適当な端切れを適当な量(柄はどうでも良いですが、綿などの丈夫な物が望ましいです。G10ボンドと組み合わせてライオンボードの結合に使います。)、それとG10ボンド
目→黒いフェルト1枚(100均で手に入る40センチ×40センチ程度のサイズでOK)、洗濯ネット(こちらも後述する内容に適したサイズのもの)
口→黒いフェルト(目と口を作っても一枚で足りるはずです)、赤い布1メートル×1メートル(薄手のものが望ましいです)
ほっぺの赤いの→口を作った余りの赤い布でOK
頭の葉っぱ→緑色のフェルト一枚(目・口用の黒フェルトと同様)、ライオンボード(骨格を作った時の余りでOK)
足底→100均で売っている25センチ×25センチくらいのマット2枚(商品名は「ジョイントマット」のようです。表面に布が貼り付けてあるタイプのものが丈夫で良いです。)
背中のファスナー→白の1メートルほどのもの。できれば2つ取っ手が付いているタイプのバッグ用の物が便利です。
名札→工作用紙とプリンター(詳しくは後述)
以上です。
まとめると、
ライオンボード90センチ×90センチを三枚
黄色い布4メートル×1メートル
水色の布2メートル×1メートル
黒いフェルト一枚
緑色のフェルト一枚
赤い薄手の布1メートル×1メートル
ジョイントマット2枚
白い1メートル程度のファスナー
工作用紙
こんな具合になります。
3.作り方
3-1.骨格
ふなっしーの頭部の丸みを再現するための骨格を作ります。
まずはじめにライオンボードを半球に組み立てます。
上の画像は半球を12分割したものに円筒部分をくっつけたものです。
ふなっしーを円筒として見た場合、円周はちょうど2メートル程度になるので、2メートル÷12で、1つのパーツの横幅を16.7センチにすると求めるサイズになります。
つまり上記の画像を、横幅が16.7センチになるように印刷すれば型紙になるということです。
ダウンロードした画像をWindowsに元から入っているペイントで開き、↑の設定でプリントアウトすれば丁度の大きさになるはずです。
90センチ×90センチのライオンボード一枚からはご覧のとおり5パーツ分切り出せます。下の長方形部分を切り離す必要はありません。二枚のライオンボードから5枚ずつで計10枚、三枚目のライオンボードから二枚分だけ切り出しましょう。
切り出したらそれを写真のように組み立てます。この時、フラフープを固定するバンド(この時はマジックテープを使いましたが別に紐とか細長く切った布とかで良いです)もくっつけておきましょう。G10ボンドでくっつけるなり結束バンドを使うなり、お好きな方法でどうぞ。
ガムテープ等で仮止めしたら、上からG10ボンドで細長く切った布を張り、つなぎあわせてあげます。
このとき注意しなければいけないのが、背中のファスナーにあたる部分もつないでしまうと脱げなくなってしまうということです。ファスナーが来る部分は、下の長方形部分を繋げないようにしてください。上の半球部分まで。
G10ボンドを使う際は、取扱説明書を良く読み、十分な換気をして(できれば屋外で)作業してください。溶剤臭がかなりキツいので…。
3-2.頭
こちらも半球ですが、12分割で作るとさすがに縫い目がうるさくなってしまうので、4分割で半球にちかい立体を作り、あとでどうしても余ってしまう部分を裏側に折り込んで手縫いでまとめてしまうと良いです。
こちらが擬似半球の4分の一の展開図です。これの横幅が50センチになるようにプリントアウトし、さらにその下に上述の325ミリの円筒部分にあたる長方形をつけ加えた型紙を作り、布を切り出します。
裁縫慣れしている方には言うまでもないことですが、縫い代を取るのを忘れずに。
あとはできあがった4枚の布をミシンで縫い合わせるだけです。この時も骨格製作時と同様、ファスナーを付ける部分(円筒部分)は縫わないように注意しましょう。
ファスナーは胴体・脚部と縫い合わせた後につけるので説明はまた後ほど。
3-3.顔・腕
顔のパーツですが、私が作った際に作った顔面パーツのデータを掲載しておきます。ご自由にお使いください。以下の画像を上記の寸法通りの大きさになるようにプリントアウトし、型紙にして黒フェルトを切り抜いてあげればリアルなふなっしーフェイスが作れます。
まつげが出てる方が外側になります。右・左はふなっしー側から見ての方向ですのでご注意を。
目には裏に同じ大きさに切り抜いた洗濯ネットを、口には赤い布を貼り付けておきましょう。
またほっぺの赤いのも適当に丸く切り抜いて作っておきましょう。
頭の葉っぱですが、これもかなり適当に作りました。型紙も用意せずに。
まず芯を作ります。これは1号機のときの画像なのでダンボールですが、折角余ってることでしょうしライオンボードを使って芯をつくるとと良いでしょう。葉っぱの端っこのカールが肝です。茎の芯はライオンボードを細く丸めて作って下さい。
そして緑フェルトで芯を包み…(私は袋状に縫った緑フェルトに芯を押し込めて作りましたが、別にボンドで貼り付けるとかで良いと思います)
茎を縫い付けて完成です。ここは強度を確保するためにミシン縫いがオススメです。
次に腕。これも実はかなり適当です。ぶっといバナナを半分に切ったような形の黄色い布袋を作るイメージです。そしてその開口部に水色の布で作った輪っかをつければ腕の完成です。
この時、腕は「太め・短め」を心がけて作るとそれらしくなります。
さて、この段階で一度先ほど作った頭部の布を(ファスナーを付ける部分を合わせて)骨格にかぶせてみます。 そしてピンで顔パーツをとめながらパーツの位置決めをし、決まったら口だけ縫い付けます(手縫い)。
目は印だけ付けて一度外し、
覗き穴を空けます。写真ではライオンボードの方もピッタリサイズで空けてますが、着てるうちにズレてきたりするので気持ち大きめに空けたほうが視界が確保しやすいです。穴を開けたら目も手で縫い付けます。
ちなみに穴から覗いてるのがダイソーのフラフープです。このために作られたのかと言わんばかりのピッタリぶり。
頭の葉っぱは、適当な位置に(布・ライオンボード共に)穴を空けて茎をぶっ刺し、茎の付け根を手縫いで固定します。
腕の方は、まず頭の真横に手縫いで縫い付け(このとき腕の切れ端の糸がボソボソ出ている方が腕の中に入るようにしましょう)、その後に腕を通す穴を裏から空けるのがやりやすいと思います。
腕に立体感が出るように、丸く縫い付けてあげると良いでしょう。
負荷の掛かる部分なので手縫いでは不安だという方は頑張ってミシンを掛けてください。かなり縫いにくいですが…。手縫いでも親の敵とばかりに縫いまくればなんとかなります。
とりあえず頭部が完成したらライオンボードの骨格は抜いておきましょう。
3-4.胴体
ここは超簡単。頭部とピッタリ合う長さ(だいたい2メートル×66センチ+縫い代)に切った水色の布を、頭部に縫い合わせるだけです。当然ですがファスナーあきのところに合わせて縫い合わせてください。
リボンもこの段階で作ってしまいましょう…とは言ってもそんな難しいことはありません。赤い布を25センチ×25センチ+縫い代の大きさに切り出し、縫い代のところをつかって端の始末(裁縫用語がわからない方はGoogle先生にお聞き下さい)をして、リボンっぽくなるように真ん中のあたりをクシュッとまとめて、底に細長く切った赤い布を括りつけてまとめて縫い止めます。胴体への固定は安全ピンでOKです。
さらに名札も忘れないうちに作っておきます。
ふなっしーの手作り感溢れる名札のワッペン素材が見つかれば良かったんですが、あいにく見つからなかったので画像データを自作しました。
これをB5サイズでプリントアウトして工作用紙にはりつけ、切り抜けば名札の出来上がりです。良かったですね!皆さんには偉大な先人がいて!(自画自賛)
上部にフェルトか何かで作った輪っかを貼り付けて、それに安全ピンを引っ掛けて胴体に固定します。
3-5.脚部
これが一番ややこしいかも?ズボンを作った経験のある方なら簡単かもしれません。
まずイメージはこんな感じ。
幅広のTの字型の布二枚と、長方形、それとジョイントマットから切り出した足底を組み合わせて作ります。
やってみれば簡単ですが、平面から立体をつくり上げるのをイメージするのが苦手な方にはちょいとイメージしにくいかもしれません。私もそうです。
長さの関係はこんな感じ。Tのてっぺん部分の長さの和が2メートルになるように、Tの下の弧の部分の長さと長方形の長辺の長さが合うように、長方形の短辺の長さとTの底辺の長さの和が足底の円周と等しくなるように型紙を書いてください。新聞紙などであれこれ試行錯誤して見て下さいね!
そうして作った型紙に合わせて(縫い代を忘れずに!)生地を切り出し、中表に合わせて縫い合わせれば…
出来上がり。このときは黄色い布の裏に赤い布を合わせて厚みを表現していたので裏が赤くなってます。足底は縫い付けてませんね。
足底は分厚いマットなので、ミシン針が折れまくるかもしれませんが、めげずに頑張ってください。
3-4.合体…完成!
上半身と脚部を縫い合わせて完成!…ではなく、最後の最後、ファスナーを取り付けます。
ファスナーの取り付け方については、こちらなどを参考にされるとよろしいかと。
最もかなり変則的な代物なので苦労することは必至ですが。
ファスナーをつけたら骨格を押し込んでフラフープを固定し、出来上がりです!
ここがよくわからないなどあれば、コメント欄、Twitter等でお気軽にお尋ねください。すぐお答えできるかはわかりませんが…。
ふなっしーがブレイクする以前、スッキリに出演していた時の映像から割り出したのがこの寸法です。
自分でわかればいいやという具合で凄まじく適当に作ったのでとても見づらいですので、各部寸法を以下に記しておきます。
・ふなっしー頭部(上3分の1の黄色部分)(半球と短い円筒がつながった図形と考える)
半球部分:直径650ミリの半球
円筒部分:直径650ミリ、高さ325ミリの円筒
つまり、直径650ミリの球体の下半分が同径の円筒になったような形です。
・ふなっしー胴体部(水色部分)
直径650ミリ、 高さ660ミリの円筒
・ふなっしー脚部(下3分の1の黄色部分)
高さ500ミリ、股下340ミリ、足底の直径240ミリ
・ふなっしー各パーツ
目:縦140ミリ
口:横100ミリ
リボン:幅250ミリ
頭の葉っぱ(茎):長さ220ミリ
頭の葉っぱ(葉):長さ200ミリ
腕:長さ250ミリ
以上の寸法を元に製作しました。
2.必要な材料
作業途中で足らなくなると非常に辛い思いをしますので、気持ち余分に買っておくと良いかもしれません。
必要量は、頭・胴・足を全て円筒として考えると程よく余る程度の量になるので、そうして算出しました。
手芸店に行き慣れている人はわかると思いますが、布はだいたい90センチ幅か110センチ幅か150センチ幅で売られています。きちんと確認して、必要量を購入してください。
頭部→黄色い布2メートル×1メートル(フリース生地がおすすめ。無ければ十分厚手のものを選んで下さい)
胴体部→水色の布2メートル×1メートル(黄色い布と似た記事を使うと自然に仕上がります)
脚部→黄色い布50センチ×1メートル(つまり合わせて3メートル分買えば足りる計算になりますが、4メートル買えば安心でしょう)
腕部→水色と黄色の布…ですが、これは上記分の端切れで十分賄えるので別に購入する必要はありません。
骨格→ダイソーで売っている子供用フラフープ2本、5ミリ厚のライオンボード90センチ×90センチを3枚(コーヨーソフトボード、リアラボードとも呼ばれてます)と適当な端切れを適当な量(柄はどうでも良いですが、綿などの丈夫な物が望ましいです。G10ボンドと組み合わせてライオンボードの結合に使います。)、それとG10ボンド
目→黒いフェルト1枚(100均で手に入る40センチ×40センチ程度のサイズでOK)、洗濯ネット(こちらも後述する内容に適したサイズのもの)
口→黒いフェルト(目と口を作っても一枚で足りるはずです)、赤い布1メートル×1メートル(薄手のものが望ましいです)
ほっぺの赤いの→口を作った余りの赤い布でOK
頭の葉っぱ→緑色のフェルト一枚(目・口用の黒フェルトと同様)、ライオンボード(骨格を作った時の余りでOK)
足底→100均で売っている25センチ×25センチくらいのマット2枚(商品名は「ジョイントマット」のようです。表面に布が貼り付けてあるタイプのものが丈夫で良いです。)
背中のファスナー→白の1メートルほどのもの。できれば2つ取っ手が付いているタイプのバッグ用の物が便利です。
名札→工作用紙とプリンター(詳しくは後述)
以上です。
まとめると、
ライオンボード90センチ×90センチを三枚
黄色い布4メートル×1メートル
水色の布2メートル×1メートル
黒いフェルト一枚
緑色のフェルト一枚
赤い薄手の布1メートル×1メートル
ジョイントマット2枚
白い1メートル程度のファスナー
工作用紙
こんな具合になります。
3.作り方
3-1.骨格
ふなっしーの頭部の丸みを再現するための骨格を作ります。
まずはじめにライオンボードを半球に組み立てます。
ふなっしーを円筒として見た場合、円周はちょうど2メートル程度になるので、2メートル÷12で、1つのパーツの横幅を16.7センチにすると求めるサイズになります。
つまり上記の画像を、横幅が16.7センチになるように印刷すれば型紙になるということです。
ダウンロードした画像をWindowsに元から入っているペイントで開き、↑の設定でプリントアウトすれば丁度の大きさになるはずです。
90センチ×90センチのライオンボード一枚からはご覧のとおり5パーツ分切り出せます。下の長方形部分を切り離す必要はありません。二枚のライオンボードから5枚ずつで計10枚、三枚目のライオンボードから二枚分だけ切り出しましょう。
切り出したらそれを写真のように組み立てます。この時、フラフープを固定するバンド(この時はマジックテープを使いましたが別に紐とか細長く切った布とかで良いです)もくっつけておきましょう。G10ボンドでくっつけるなり結束バンドを使うなり、お好きな方法でどうぞ。
ガムテープ等で仮止めしたら、上からG10ボンドで細長く切った布を張り、つなぎあわせてあげます。
このとき注意しなければいけないのが、背中のファスナーにあたる部分もつないでしまうと脱げなくなってしまうということです。ファスナーが来る部分は、下の長方形部分を繋げないようにしてください。上の半球部分まで。
G10ボンドを使う際は、取扱説明書を良く読み、十分な換気をして(できれば屋外で)作業してください。溶剤臭がかなりキツいので…。
内側の様子
私が作った時はその方法をしらなかったので結束バンドでむりくり固定してます。頭に引っかかってめっちゃ痛いのでオススメしません…。3-2.頭
こちらも半球ですが、12分割で作るとさすがに縫い目がうるさくなってしまうので、4分割で半球にちかい立体を作り、あとでどうしても余ってしまう部分を裏側に折り込んで手縫いでまとめてしまうと良いです。
裁縫慣れしている方には言うまでもないことですが、縫い代を取るのを忘れずに。
あとはできあがった4枚の布をミシンで縫い合わせるだけです。この時も骨格製作時と同様、ファスナーを付ける部分(円筒部分)は縫わないように注意しましょう。
ファスナーは胴体・脚部と縫い合わせた後につけるので説明はまた後ほど。
3-3.顔・腕
顔のパーツですが、私が作った際に作った顔面パーツのデータを掲載しておきます。ご自由にお使いください。以下の画像を上記の寸法通りの大きさになるようにプリントアウトし、型紙にして黒フェルトを切り抜いてあげればリアルなふなっしーフェイスが作れます。
まつげが出てる方が外側になります。右・左はふなっしー側から見ての方向ですのでご注意を。
目には裏に同じ大きさに切り抜いた洗濯ネットを、口には赤い布を貼り付けておきましょう。
またほっぺの赤いのも適当に丸く切り抜いて作っておきましょう。
頭の葉っぱですが、これもかなり適当に作りました。型紙も用意せずに。
まず芯を作ります。これは1号機のときの画像なのでダンボールですが、折角余ってることでしょうしライオンボードを使って芯をつくるとと良いでしょう。葉っぱの端っこのカールが肝です。茎の芯はライオンボードを細く丸めて作って下さい。
そして緑フェルトで芯を包み…(私は袋状に縫った緑フェルトに芯を押し込めて作りましたが、別にボンドで貼り付けるとかで良いと思います)
茎を縫い付けて完成です。ここは強度を確保するためにミシン縫いがオススメです。
次に腕。これも実はかなり適当です。ぶっといバナナを半分に切ったような形の黄色い布袋を作るイメージです。そしてその開口部に水色の布で作った輪っかをつければ腕の完成です。
この時、腕は「太め・短め」を心がけて作るとそれらしくなります。
さて、この段階で一度先ほど作った頭部の布を(ファスナーを付ける部分を合わせて)骨格にかぶせてみます。 そしてピンで顔パーツをとめながらパーツの位置決めをし、決まったら口だけ縫い付けます(手縫い)。
目は印だけ付けて一度外し、
覗き穴を空けます。写真ではライオンボードの方もピッタリサイズで空けてますが、着てるうちにズレてきたりするので気持ち大きめに空けたほうが視界が確保しやすいです。穴を開けたら目も手で縫い付けます。
ちなみに穴から覗いてるのがダイソーのフラフープです。このために作られたのかと言わんばかりのピッタリぶり。
頭の葉っぱは、適当な位置に(布・ライオンボード共に)穴を空けて茎をぶっ刺し、茎の付け根を手縫いで固定します。
腕の方は、まず頭の真横に手縫いで縫い付け(このとき腕の切れ端の糸がボソボソ出ている方が腕の中に入るようにしましょう)、その後に腕を通す穴を裏から空けるのがやりやすいと思います。
腕に立体感が出るように、丸く縫い付けてあげると良いでしょう。
負荷の掛かる部分なので手縫いでは不安だという方は頑張ってミシンを掛けてください。かなり縫いにくいですが…。手縫いでも親の敵とばかりに縫いまくればなんとかなります。
とりあえず頭部が完成したらライオンボードの骨格は抜いておきましょう。
3-4.胴体
ここは超簡単。頭部とピッタリ合う長さ(だいたい2メートル×66センチ+縫い代)に切った水色の布を、頭部に縫い合わせるだけです。当然ですがファスナーあきのところに合わせて縫い合わせてください。
リボンもこの段階で作ってしまいましょう…とは言ってもそんな難しいことはありません。赤い布を25センチ×25センチ+縫い代の大きさに切り出し、縫い代のところをつかって端の始末(裁縫用語がわからない方はGoogle先生にお聞き下さい)をして、リボンっぽくなるように真ん中のあたりをクシュッとまとめて、底に細長く切った赤い布を括りつけてまとめて縫い止めます。胴体への固定は安全ピンでOKです。
さらに名札も忘れないうちに作っておきます。
ふなっしーの手作り感溢れる名札のワッペン素材が見つかれば良かったんですが、あいにく見つからなかったので画像データを自作しました。
これをB5サイズでプリントアウトして工作用紙にはりつけ、切り抜けば名札の出来上がりです。良かったですね!皆さんには偉大な先人がいて!(自画自賛)
上部にフェルトか何かで作った輪っかを貼り付けて、それに安全ピンを引っ掛けて胴体に固定します。
3-5.脚部
これが一番ややこしいかも?ズボンを作った経験のある方なら簡単かもしれません。
まずイメージはこんな感じ。
幅広のTの字型の布二枚と、長方形、それとジョイントマットから切り出した足底を組み合わせて作ります。
やってみれば簡単ですが、平面から立体をつくり上げるのをイメージするのが苦手な方にはちょいとイメージしにくいかもしれません。私もそうです。
長さの関係はこんな感じ。Tのてっぺん部分の長さの和が2メートルになるように、Tの下の弧の部分の長さと長方形の長辺の長さが合うように、長方形の短辺の長さとTの底辺の長さの和が足底の円周と等しくなるように型紙を書いてください。新聞紙などであれこれ試行錯誤して見て下さいね!
そうして作った型紙に合わせて(縫い代を忘れずに!)生地を切り出し、中表に合わせて縫い合わせれば…
出来上がり。このときは黄色い布の裏に赤い布を合わせて厚みを表現していたので裏が赤くなってます。足底は縫い付けてませんね。
足底は分厚いマットなので、ミシン針が折れまくるかもしれませんが、めげずに頑張ってください。
3-4.合体…完成!
上半身と脚部を縫い合わせて完成!…ではなく、最後の最後、ファスナーを取り付けます。
ファスナーの取り付け方については、こちらなどを参考にされるとよろしいかと。
最もかなり変則的な代物なので苦労することは必至ですが。
ファスナーをつけたら骨格を押し込んでフラフープを固定し、出来上がりです!
ここがよくわからないなどあれば、コメント欄、Twitter等でお気軽にお尋ねください。すぐお答えできるかはわかりませんが…。