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がん生存率検索 新たなシステムを公開
9月29日 6時05分

胃がんや肺がんなど、30種類以上のがんの生存率を年齢やがんの進行度ごとに検索できるシステムを運営する「全国がん(成人病)センター協議会」は、患者6万人のデータを新たに追加し、より精度の高い結果が得られるようにした新たなシステムをホームページ上で公開しました。

新たなシステムを公開したのは国立がん研究センターなど全国32のがん専門の医療機関でつくる「全国がん(成人病)センター協議会」で、これまでの患者24万人のデータに新たに6万人のデータを追加し、より高い精度で生存率を計算できるようにしました。
システムは、協議会のホームページで誰でも利用でき、38種類のがんについて、年齢や性別、がんの部位や進行度それに手術の術式などを入力すると診断から5年後までの生存率が表示されます。
がんの5年生存率は、データを取り始めた平成9年以降、改善の傾向にあってシステムの開発に携わった千葉県がんセンター研究所の永瀬浩喜所長は「がんは、死ぬ病気からこれから生きていく病気に次第に変わってきている。治療法も進んでいるので、がんになっても前向きに生きていくための参考にしてもらえれば」と話しています。
全国がん(成人病)センター協議会のアドレスは、http://www.zengankyo.ncc.go.jp/

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