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 土星が月に隠される「土星食」が28日、沖縄県の一部を除く全国で観測された。国内で観測できたのは2007年以来7年ぶり。

 土星はこの日正午過ぎ、真昼の青空に浮かんだ月齢4の細い月の向こう側に隠れ、およそ1時間から1時間半後、反対側から姿を現した。

 福岡県春日市の「星の館」など各地の天文台では観測会も開かれた。ただ青空のもとでの天文現象とあって観測は難しく、見られないまま終わった観測会もあった。次は10年後の24年に7月と12月の2回、観測のチャンスがやって来る。(東山正宜)