2014年9月28日18時37分
アユ釣りの名所として知られる山形県の最上小国川に県が計画する最上小国川ダム(最上町)について、地元の小国川漁協は28日、代表者が集まる臨時総代会を舟形町で開き、計画の受け入れを決めた。一貫して反対してきた沼沢勝善組合長が2月に自殺、組合は計画容認に転じ、県と条件について交渉してきた。
総代会は非公開で行われた。漁協などによると、県からダム計画に合わせて、アユの稚魚を育てる中間育成施設の整備や、年500万円の流域監視料を10年間漁協に支払うことなどが示されたという。漁協は参加者の3分の2以上の賛成が必要な特別決議でダム計画容認を問い、7割以上の賛成を得て受け入れを決めたという。
最上小国川ダムは治水目的で、本体工事には漁業権を持つ漁協の同意が必要だった。
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