ホビットシリーズ3部作の完結編『ホビット 決戦のゆくえ』が2014年12月13日から公開されるということですが、いやまあ楽しみですよね。
楽しみといっても「いったいどういう結末になるんだろう?」的なワクワクではなく、クラシカルで安定感のある物語を安心してみることができるというのが楽しみなんですよね。
前作の『ホビット 竜に奪われた王国』、これも良かったですね。いまどきの刺激に満ちた展開や表現はありませんが、それがまた気持ちいい。
やはり物語というのは王道の展開に限ります。
『ホビット』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのみどころ
『ホビット』のシリーズのみならず『ロード・オブ・ザ・リング』の一連の作品も含めての見どころだと私が思うのはなんといっても旅の仲間たちのやりとりの面白さです。進むべき道を示すリーダー的なポジションなのに、これからってときにふいっといなくなっちゃうガンダルフ。こういう人、いますよね。
photo by williamcromar
崇高な動機で旅を始めたんだろうけど、それはわかるんだけど、どうにも裏切りそうな空気を全身から放っちゃってるトーリン。こういう人も、いますよね。
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崇高な動機で旅を始めたってわけじゃないけど、わけわかんないうちに結果的に崇高な感じの結果を残しちゃうビルボ。こういう人は少ないけど、いますよね。
ファンタジー作品なのでほとんどのキャラクターが人間ではないんですが、どのキャラクターを見ても「あ~こういう奴いる」とか「こういうことしちゃうんだよね~」と苦笑しながら見ています。
かように人間模様を鮮やかに描き出した『ホビット』シリーズの完結編、当初は『ゆきて帰りし物語』というサブタイトルになる予定が『決戦のゆくえ』に変更になったようです。諸事情おありかとは思いますが、はっきり言って『ゆきて帰りし物語』のほうがかっこよかったと思います。まあ、諸事情おありなんでしょうがね。
『ホビット』最終章は全米に先駆けて12月13日公開!邦題は『決戦のゆくえ』 - シネマトゥデイ
そして、私のあこがれは、「俺が動けば解決するんだからガタガタ抜かすんじゃねえ」と言わんばかりのあのお方、レゴラスです。
ああいう態度、シビレます。
今週のお題「憧れの人」
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