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【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(482)内部情報が“語る”朝日の無反省
こうなると、今、読者がいちばん求めているのは朝日新聞の内部情報だ。
『週刊文春』『週刊新潮』(ともに10月2日号)、今週もトップは朝日問題。
『文春』、「朝日新聞メルトダウン」10ページ。『新潮』、ワイド特集で「腹の中では悪いと思っていない『朝日新聞』偽りの十字架」9ページ。
内部情報という点で言えば今週は『新潮』の勝ち。
ワイドの一本が「『素粒子』論説委員が社内報に『産経新聞のヒステリック』『読売は安倍政権の露払い役』」。
朝日新聞の「素粒子」担当真田正明論説委員が8月28日、社内のポータルサイトにこんな“講評”をアップしたという。
〈朝日新聞の慰安婦報道の検証を受けて、産経新聞のヒステリックな反応はある程度予想がついたが、驚いたのは読売新聞である。(中略)この両紙は朝日新聞が慰安婦問題をつくったかのような批判や攻撃を続けている〉
〈秘密保護法、集団的自衛権、エネルギー政策、あらゆる場面で読売は安倍政権の露払い役を果たしてきた〉
〈読売を露払いとすれば産経は太刀持ちか。後ろから「もっと前へ。もっと勇ましく」と叫んでいる〉
そして朝日を「こちら側」、読売や産経を「向こう岸」と分けたうえで、
〈向こう岸はもはや戦前のような別の世界になってしまったかのようだ。それを批判すれば、こちら側には自虐、反日、売国といった矢が飛んでくる〉
『新潮』指摘のとおり、朝日はたしかに何の反省もしていない。
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