カラオケの上達に効果的な3つのこと - Fuzzy Logic
カラオケのキー設定はどうすればいいの? - Fuzzy Logic
さて、気を取り直して、懲りずにカラオケについてまた書いていきますよ!
1つ目の記事に対するコメントで「発声法」についての指摘がいくつか見られましたが、基本的にぼくはカラオケを楽しむ上で、根本的な発声法の改善についての優先順位は相対的に低いと考えています。理由としては、
- カラオケが行われる部屋は往々にして狭く、しかもマイクを使うため、声量の少なさは大体の場合マイクの使い方でカバーできる(歌手のような声量が必要となる環境ではない)。
- 発声法の改善は、筋トレのようなもので一朝一夕には改善されない。
- 改善のためには「カラオケに行く」以外の継続的な努力が必要となり、生活する上でのリソースをある程度割かなくてはならない。
など。
それに、ぼくの職場などでカラオケに行った時に周りから「上手い」って言われる人でも、発声微妙なんじゃね?って人もいらっしゃいますし、よほどのレベルになろうと思わなければ発声はそこまで重要ではないのかなーと勝手に考えていました。発声について思い悩みながら歌うより、楽しんで歌っているように見えた方がよっぽど盛り上がりますし、上手く見えるとぼくは思います。
とは言え、発声法の改善について一定の需要があることは事実ですので、ぼくが色んな人から教わった練習法で「効果があったかも」と思えたものについて、つらつら書いていこうと思います。ぼくが書いた以外にも「こういう方法も効果的だよ」とか、「これは違うんじゃないかな」などがあればコメントいただければ幸いです。
歌う前にストレッチ
簡単なものから。これは意外と重要で、ぼくも歌う時は必ず欠かさずやっています。
首回り、肩周りはもちろんですが、下半身、上半身も。ほとんど運動前のストレッチと思ってやってください。
身体に力が入っていると声が出ませんし、固いままで無理に歌えばその分の負担は喉に行くので、喉の消耗が早まります。
腹式呼吸
ボイトレの先生から教わりました。出来れば毎日5分でもいいのでやってください、とのこと。ただし、歌を歌う時にぼくは(あくまでぼくは、ですが)これらのことを全く意識していませんし、多分しなくてもいいと思います。
① 足を肩幅に開いて、肩の力を抜いてまっすぐ立つ。
② 両手で脇腹を掴む(お腹の動きがわかるように)。
③ 息をお腹に落とすイメージで吸う。
この時、下腹が息を吸うのにつれて膨らんでいくのを感じること。
④ 一定の量ずつ、歯の間から「スー」という音を出しながらゆっくり吐いていく。
可能な限りゆっくり。息を吐き切るのがポイント。
腹式呼吸では、息を吸うことよりも、吐くことの方が重要。「一定の量ずつ」「可能な限りゆっくり」「吐き切る」ことを意識してください。
⑤ 完全に吐き切ったら、数秒そのまま止める。
息を吐き切った時、お腹がかなり凹んだ状態で緊張しているのがわかるはず。止まっている時、お腹の緊張を緩めないようにして数秒止まってください。
⑥ ③~⑤を繰り返し行う。
数秒止まった後、お腹の緊張を緩めると自然と空気がお腹の下の方へ入っていくのが感じられると思います。その感覚を忘れないように何回もやってみるといいと思います。
リップロール
前の記事でも書きましたが、これは本当に効果的なのでぜひマスターして準備運動に取り入れてみるといいと思います。
(参考動画)3分ボイストレーニング 高音域を出しやすくする リップロール編 - YouTube
リップロールをやるメリットとしては、
- 喉に力を入れずに声を出す方法を自然と覚えられるため、高い音を出すための準備運動になる。
- リップロールを上手くやるにはお腹から息を出す必要があり、上記の腹式呼吸の練習になる。
などがあるようです。確かにぼくもこれをやるようになってから以前よりも楽に高い音が出せるようになったと感じました。喉声の改善にも効果的なようです。おすすめ。
裏声で歌う
ぼくは車で練習場所に行くことが多かったので、車で音楽をかけて裏声で歌う、ということをやってましたが、調べてみると結構これは効果のある練習法として有名なようです。
裏声で歌うことのメリットとしては、
- 音程の調整に必要な個所を鍛えられるので、音域の拡張や音程の安定に効果がある。
- 歌で裏声が使えるようになる。
などがあるそうです。
裏声と地声の切り替えも以前に比べてスムーズに出来るようになったので、選択肢の幅が広がりました。
腹筋での声出し
これは音楽の先輩から教えてもらった方法。
床に座って声を出しながら上体を徐々に後ろへ倒していくと、ある一定の角度倒したあたり(ぼくは床と上体の角度が30度くらいになったあたり)で声質が変わる(深い声質になる)のを感じられると思います。
「それが腹から声を出すって感覚だよ」と先輩に教わりました。その感覚で歌え、と。
本当にある一定の角度から劇的に声質が変わるので「おお!」と思いましたが、当時のぼくにとってはそれを歌に生かすのは中々難しいことでした。。。
参考までに。
他にも教わったことは色々ありましたが、発声関連でぼくが「なんとなく効果あった気がするなぁ」と思った練習法はこんなところでした。
喉を使う練習法についてはやり過ぎには注意。「声が出ないなぁ」と思ったら迷わず休むようにしてください。水分補給なども忘れずに。
もしも「発声について深く勉強したい」とか「ライブ出来るくらいのボーカリストになりたい」と思われる方はお近くのボイトレ教室に行ってみると、適切な練習法を教えてもらえると思いますので、ぜひ。
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↑家にあったボイトレ関係の本。発声以外のことも書かれてるのでおすすめ。