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ファストフード店で一般的となっている、オモチャ付きのメニューセットで子供を引き付ける商法。最近では、大人をターゲットにしたオマケ商法も珍しくない。

あらゆるキャンペーンを展開して、客を誘い込もうとするマーケティングもついにアイディアが尽きたのか、オーストラリアのピザハットがオマケとして生きた小型動物を付けたそうだ。すると、それを知ったネットユーザーが大激怒!! 「動物をオモチャ扱いするのか!」と、大炎上してしまったのである!

・Lサイズのピザ10枚で小型動物を一匹ゲット!

豪メルボルンのピザハット、マウント・ウェイブレイ店が、ペットショップの Pets Story とタイアップして行ったキャンペーンは、「Lサイズのピザを10枚オーダーして、Pets Story で小型動物を一匹ゲットしよう!」というもの。広告にはキャッチフレーズの隣に、ハムスターの写真がプリントされている。

Lサイズのピザ10枚となると、大家族かパーティーなどの集まりでもなければオーダーする人はいなさそうである。実際に利用者がいたのかどうかは不明だが、動物をオモチャ扱いしたかのような広告に眉をしかめた人々が、Twitterを始めとするSNSでピザハットを猛攻撃したのである。

・怒りに満ちたネットユーザーの声

ピザハットのキャンペーンに、怒りを露わにしたネットユーザーの声には、共感しはしないだろうか。以下が彼らのコメントを選出したものだ。

「マウント・ウェイブレイ店で行ってるキャンペーンをすぐにやめろ! 動物をオマケにするなんてひどい!!」
「店の利益に動物を利用するなんてどうかしている!」
「ピザハットで提供している食べ物もひどいと思っていたけど、今度はこれか!?」
「地元の動物保護施設に、ピザを10枚寄付するほうがいいんじゃない!?」
「すぐに広告を外せ!」

・“広告はミスプリントだった!” と苦しい言い訳

ネット炎上に対処するべく、同店のマネージャーは「広告はミスプリントで、オマケに付いてくるのはペットの世話用キットだった」と苦し紛れの言い訳をしている。仮にそれが本当だったとしても、ピザに付いてくるオマケとしては不自然だとしか言いようがない。

・ピザハット本社は知らなかったことを強調

豪ピザハット本社はさらに事態の収束に務めるべく、Twitterに「支店のひとつが、我々の了承なしにキャンペーンを展開していたことが判明しました」と投稿し、あくまで本社の預かり知らぬところだったと強調している。

欲しがっていない人が動物をもらったら、手に余って野性に放してしまう可能性もある。ピザを売りにしている会社なのだから、オマケにつけるとしたらガーリックブレッドやドリンク、チキンナゲットなどが妥当なのではないだろうか。

参照元:Twitter @DebraTranter、Twitter @PizzaHutAusnews.com.auSHEMAZING!(英語)
執筆:Nekolas

▼こちらがピザハットの「Lサイズのピザ10枚で小型動物を一匹ゲット!」の広告

▼豪ピザハット本社が投稿した「本社は知らなかった」とのツイート