恵の提案により、悠奈の肉体をほしいがままにするようになった恭介。
それまで押しとどめていたサディスティックな性癖を一気に解放した恭介は、悠奈に徹底調教を施しはじめた。
はじめはされるがままだった悠奈も、次第に被虐の快楽に目覚めはじめ、奴隷という階段を転げ堕ちていく。
悠奈を犠牲にしてまで、若尾家に残された謎をさぐる恵だが、決定的な情報はつかめずにいた。
そんな状態のまま、恭介による悠奈の調教だけは進み、とうとう悠奈は恭介を兄ではなく自分の主人だと認識するまでの奴隷へと堕ちてしまった。
もはや悠奈という存在は恵が若尾家に留まる理由として機能しなくなっており、恭介は改めて恵に退去を迫った。
目的も果たせない上、娘も奪われてしまうといった最悪の結末を迎え、絶望する恵。
そんな恵に恭介は最後の提案する。
「あなたがこの家に残るための方法が一つだけある……それは自らも犠牲になり、その肉体を俺に差し出すこと」
悠奈を調教し尽くした恭介は、恵を義母としてではなく、新たな獲物として狙いを定めていたのだ。
娘を犠牲にした良心の呵責と、真実を欲する己の欲望。恵は恭介の提案に頷くしかなかった。
その日から恭介は、熟れた恵の肉体へ調教を施しはじめた。
嫌々恭介に身体を開く恵。
その心労は、本業にも影響し、仕事場でのミスが多くなっていた。そんな恵の変化に、恵が経営するギャラリーのスタッフの一人が気づいた。
アルバイトでギャラリーに勤めている美術短大生の美坂那久瑠(みさか なくる)。ある日ギャラリーで調教されている恵の姿を目撃してしまったのだ。
だが、その場で見つかってしまった那久瑠は、恭介に襲われてしまう。
それをネタに脅迫され、那久瑠は恵ともども恭介の肉奴隷として調教を受けることとなった。
関係ない那久瑠までも巻き込んでしまった、恵の良心の呵責。
憧れの存在であった恵の痴態を見せ付けられ、自らも痴態を晒す那久瑠。
悠奈を巧みに操りながら、二人をそれぞれ肉奴隷への階段を着実に歩ませていく恭介。
若尾家の三人と那久瑠が織り成す、恥虐の宴はどんな終焉を迎えるのか……