フジテレビ10月期スタートの火曜夜9時枠の連続ドラマ『すべてがFになる』に、武井咲さんと綾野剛さんがW主演をつとめることが決定しました。武井さんは2クール連続で連続ドラマ主演、綾野さんは民放連続ドラマ初主演を務め、おふたりのドラマ共演は4年ぶりとなります。
※武井さん、綾野さんは『GOLD』(2010年7月期フジテレビ系連続ドラマ)以来のドラマ共演
『すべてがFになる』は、スーパー理系頭脳をもつ、“リケジョ”の女子大生と工学部建築学科の准教授の師弟コンビが、天才的頭脳の持ち主の仕組んだ、解の見えない密室殺人と猟奇犯罪方程式に挑むサイエンスミステリー。
原作は累計350万部のベストセラー。第1回メフィスト賞受賞当時、作者・森博嗣氏が現役の某国立大学助教授であることも話題になった「すべてがFになる」(講談社)。理系ミステリーという新しいジャンルを定着させた同作からはじまる「S&Mシリーズ」を初映像化。今回は「冷たい密室と博士たち」を皮切りに、一連のシリーズをそれぞれ2話完結の形でドラマ化します。
※「メフィスト賞」・・・講談社の小説雑誌『メフィスト』が募集するミステリー主体の新人賞。
「すべてがFになる」は記念すべき第1回受賞作品(1996年)。
武井咲さん演じる西之園萌絵(にしのその・もえ)は、莫大な資産家の家に育った世間知らずながら、抜群の瞬発力と発想力を持ち、驚異的な計算能力を有する理系女子。綾野剛さん演じる犀川創平(さいかわ・そうへい)は、少し変わり者のクールな2枚目で、ズボラな性格ながら、警察からも頼られるほどの天才的な分析力と考察力の持ち主。事実の分析とそこから導きだされる推論のみを重視する論理的思考を持つふたりは、事件の動機や隠された人間関係といった“情”的要素に目がいかない “理系ばか”という設定です。
天才的頭脳の持ち主が仕掛ける驚愕のトリックと、巧妙にはりめぐらされた罠に対峙するその様が大きな見どころ。さらに、タイプの違うふたりが交わす会話の面白さ、難事件が破格のスケールゆえになかなか映像化されずにいた同作をついにドラマ化するところも見逃せません。羽海野チカ氏、押井守氏ら多くのトップクリエーターたちも熱狂し愛してやまない同作が、テレビドラマの新たな可能性を広げます!
監督、プロデューサーがみなこの作品のファンで、かねてよりドラマ化したいと思っていました。この度、遂に実現出来ることになり、スタッフ全員、身の引き締まる思いです。