御嶽山の噴火続く 噴石などに警戒9月28日 6時43分
27日に噴火した御嶽山は現在も噴火が続いています。
気象庁は、「入山規制」を示す「火口周辺警報」を発表して、引き続き噴石などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、長野と岐阜の県境にある御嶽山は27日昼前に山頂付近から噴火し、噴煙が南側の斜面を3キロ以上、流れ下っているのが確認されました。
このため、気象庁は「火口周辺警報」を発表し、噴火警戒レベルを「入山規制」を示すレベル3に引き上げました。
気象庁は、長野県王滝村と木曽町、岐阜県高山市、それに下呂市にまたがる火口から4キロ程度の範囲では、噴石が落下する危険性があるため、入山規制を行うなどして警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、御嶽山では午前5時50分現在、噴火が続いていて、噴煙が火口からおよそ800メートルの高さまで上り、東へ流されているということです。
また、27日の噴火の直前から観測されている火山性の微動は現在も続いているということです。
NHKのヘリコプターが午前6時ごろに撮影した映像では、山頂の南側斜面にある複数の火口から噴煙が立ち上り、東の方向へ流されているのが確認されました。
国土交通省などによりますと、27日午後には上空からの映像で、山頂の南側の少なくとも3か所の火口から噴煙が噴き出しているのが確認されたということです。
また、気象庁が行った聞き取り調査の結果、火山灰が降った範囲は27日昨夜までに山の西側の岐阜県下呂市から南東側の甲府市にかけての広い範囲に及んでいます。
気象庁は「今後も火口から4キロ程度の範囲では大きな噴石が落下するおそれがあり警戒が必要だ。風によって小さな噴石が遠くまで飛ばされることもあるので、周辺の地域では念のため注意してほしい」としています。
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