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高齢がん患者と家族 大規模な対面調査へ9月28日 4時55分
国立がん研究センター東病院は、がん患者に占める高齢者の割合が7割に上り、介護に当たる家族も高齢者というケースが増えていることから、患者とその家族1000組への大規模な対面調査を行い、支援策を検討する取り組みを始めました。
日本人の死因の第1位を占めるがんは、現在、患者の7割を65歳以上の高齢者が占め、患者を自宅で介護する家族も高齢者というケースが増えています。
このため、国立がん研究センター東病院は、高齢のがん患者と家族が抱える問題を把握し、支援策を検討する新たな取り組みを始めました。
具体的には、高齢のがん患者とその家族1000組に聞き取りを行い、治療法などを決める際にどのような情報を求めているかや、ここ数年増えている通院による抗がん剤治療などの際にどのような支援が必要なのかなど、60項目以上について聞き取ります。
今後、数年をかけて調査を行い、支援策をまとめていくということで、国立がん研究センター東病院の小川朝生精神腫瘍科長は「治療とともに精神的な支援や介護などの社会的な支援を併せて提供できる態勢づくりを目指したい」と話しています。
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