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iPhone 6 速度調査、東名阪の主要75駅で KDDI が圧勝、WiMAX2+/CA が効果を発揮
イードは、「iPhone 6」の通信速度を東京都/愛知県/大阪府の JR 乗降客数が各上位25位に入る合計75駅で計測し、その結果を発表した。キャリア別に最高ダウンロード(下り)速度を記録した駅の数は、KDDI(au)が49駅で最も多く、ほかの2キャリア(NTT ドコモ:15駅、ソフトバンクモバイル:11駅)を引き離している。全駅平均の下り通信速度も KDDI が 43.17Mbps で3キャリア最速だった。
【通信環境は KDDI の圧勝】
下り通信速度が最も速かった駅の数はキャリアによって大きく異なり、以下の通りだ。東京、愛知、大阪の全地域で KDDI の駅数が群を抜いて多く、2位がドコモ、3位がソフトバンクという形だった。
●東京
・ドコモ:6駅
・KDDI(au):15駅
・ソフトバンク:4駅
●愛知
・ドコモ:4駅
・KDDI(au):18駅
・ソフトバンク:3駅
●大阪
・ドコモ:5駅
・KDDI(au):16駅
・ソフトバンク:4駅
●合計
・ドコモ:15駅
・KDDI(au):49駅
・ソフトバンク:11駅
次に、通信速度に着目する。下り方向の平均通信速度は、KDDI がもっとも高い 43.17Mbps。2位はソフトバンク の 33.63Mbps、3位はドコモの 28.49Mbps。
●東京
・ドコモ:24.95Mbps
・KDDI(au):38.61Mbps
・ソフトバンク:33.08Mbps
●愛知
・ドコモ:32.19Mbps
・KDDI(au):48.97Mbps
・ソフトバンク:34.71Mbps
●大阪
・ドコモ:28.33Mbps
・KDDI(au):41.94Mbps
・ソフトバンク:33.10Mbps
●全駅平均
・ドコモ:28.49Mbps
・KDDI(au):43.17Mbps
・ソフトバンク:33.63Mbps
KDDI のネットワークには、もう一つ特筆すべき優れた点がある。調査を行った全75駅で下り通信速度が 10Mbps を下回らなかったことだ。これに対し、ドコモは8駅、ソフトバンクは2駅で 10Mbps に達しなかった。
【KDDI の強さの秘密は TD-LTE と CA】
KDDI のネットワークが安定していた理由は、iPhone 6 が新たに対応した2つの通信技術「TD-LTE」「キャリアアグリゲーション(CA)」にありそうだ。
KDDI は TD-LTE 対応ネットワークを「WiMAX 2+」(2.5GHz 帯)として運用しており、最高で下り 110Mbps の通信サービスを iPhone 6 に提供できる。さらに、LTE サービス「4G LTE」を800MHz 帯と 2.1GHz 帯の2バンドで運用し、複数の周波数帯を束ねる CA によって最高 150Mbps の下り通信速度を実現する(2.1GHz 帯単独でも、通信帯域 20MHz を使う地域では 150Mbps を出せる。150Mbps 対応基地局は年内に2万局に達する見込み)。
今回 iPhone 6 の TD-LTE/CA 対応が KDDI に有利に働いたと思われる。
TD-LTE と CA のどちらにも対応していないドコモが新技術の恩恵を得られなかったのは納得できる。一方、CA 非対応であるものの TD-LTE に「SoftBank 4G」(2.5GHz 帯、下り最大110Mbps)として対応しているソフトバンクも振るわなかった。しかも、ソフトバンクのネットワークは町田駅(東京)で全体の最高速度 95.68Mbps を出しながら、笠寺駅(愛知)で極めて低い 0.17 Mbps を記録してしまい、ばらつきが目立った。
なお、調査は9月19日から9月21日にかけて実施した。各調査地点の通信速度は、アプリケーション「RBB TODAY SPEED TEST」で3回計測し、平均値を採用した。
【通信環境は KDDI の圧勝】
下り通信速度が最も速かった駅の数はキャリアによって大きく異なり、以下の通りだ。東京、愛知、大阪の全地域で KDDI の駅数が群を抜いて多く、2位がドコモ、3位がソフトバンクという形だった。
●東京
・ドコモ:6駅
・KDDI(au):15駅
・ソフトバンク:4駅
●愛知
・ドコモ:4駅
・KDDI(au):18駅
・ソフトバンク:3駅
●大阪
・ドコモ:5駅
・KDDI(au):16駅
・ソフトバンク:4駅
●合計
・ドコモ:15駅
・KDDI(au):49駅
・ソフトバンク:11駅
下り通信速度の最高値を記録した駅の数 |
次に、通信速度に着目する。下り方向の平均通信速度は、KDDI がもっとも高い 43.17Mbps。2位はソフトバンク の 33.63Mbps、3位はドコモの 28.49Mbps。
●東京
・ドコモ:24.95Mbps
・KDDI(au):38.61Mbps
・ソフトバンク:33.08Mbps
●愛知
・ドコモ:32.19Mbps
・KDDI(au):48.97Mbps
・ソフトバンク:34.71Mbps
●大阪
・ドコモ:28.33Mbps
・KDDI(au):41.94Mbps
・ソフトバンク:33.10Mbps
●全駅平均
・ドコモ:28.49Mbps
・KDDI(au):43.17Mbps
・ソフトバンク:33.63Mbps
各キャリアの下り通信速度 |
KDDI のネットワークには、もう一つ特筆すべき優れた点がある。調査を行った全75駅で下り通信速度が 10Mbps を下回らなかったことだ。これに対し、ドコモは8駅、ソフトバンクは2駅で 10Mbps に達しなかった。
【KDDI の強さの秘密は TD-LTE と CA】
KDDI のネットワークが安定していた理由は、iPhone 6 が新たに対応した2つの通信技術「TD-LTE」「キャリアアグリゲーション(CA)」にありそうだ。
KDDI は TD-LTE 対応ネットワークを「WiMAX 2+」(2.5GHz 帯)として運用しており、最高で下り 110Mbps の通信サービスを iPhone 6 に提供できる。さらに、LTE サービス「4G LTE」を800MHz 帯と 2.1GHz 帯の2バンドで運用し、複数の周波数帯を束ねる CA によって最高 150Mbps の下り通信速度を実現する(2.1GHz 帯単独でも、通信帯域 20MHz を使う地域では 150Mbps を出せる。150Mbps 対応基地局は年内に2万局に達する見込み)。
今回 iPhone 6 の TD-LTE/CA 対応が KDDI に有利に働いたと思われる。
TD-LTE と CA のどちらにも対応していないドコモが新技術の恩恵を得られなかったのは納得できる。一方、CA 非対応であるものの TD-LTE に「SoftBank 4G」(2.5GHz 帯、下り最大110Mbps)として対応しているソフトバンクも振るわなかった。しかも、ソフトバンクのネットワークは町田駅(東京)で全体の最高速度 95.68Mbps を出しながら、笠寺駅(愛知)で極めて低い 0.17 Mbps を記録してしまい、ばらつきが目立った。
計測結果(東京) |
計測結果(愛知) |
計測結果(大阪) |
なお、調査は9月19日から9月21日にかけて実施した。各調査地点の通信速度は、アプリケーション「RBB TODAY SPEED TEST」で3回計測し、平均値を採用した。
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