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【大リーグ】

黒田、粘りの8イニング2失点 ジーターのため「負けるわけにいかない」

2014年9月27日 紙面から

◇ヤンキース6−5オリオールズ

 最後まで自分の仕事を全うした。黒田博樹投手(39)は今季最終登板となるオリオールズ戦で、今季最長タイの8イニングを、3安打2失点と好投。9回に守護神ロバートソンが3点差を追い付かれて12勝目はならなかったが、今季最多の9三振も奪い、ジーターの本拠地最終戦に花を添えた。

 1回、先頭マーカーキス、2番デアザにいきなり連続被弾で2失点。だが、「あそこでガタガタ崩れるわけにはいかない。彼(ジーター)の最後のヤンキースタジアムでの試合で負けるわけにはいかない」。気合を入れ直すと、2回以降は1安打。開幕から唯一先発ローテを守ってきたベテランは、最後も抜群の存在感を見せた。

 95球で迎えた9回。ジラルディ監督はいったんマウンドに上がり、ファンに見送られながら交代するという演出を提案したが、「今日は僕の日ではない」とジーターを気遣ってやんわり拒否。4年連続200投球回にもわずか1イニング及ばなかったが、「今日というゲームでマウンドに立てたのは自分の野球人生として幸せ」と喜びも口にした。黒田の来季去就は不透明。だが、自身については「終わってすぐ、軽はずみに言えることではない」と静かに語るのみだった。 (賢)

 

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