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長野県と岐阜県の県境にある御嶽山が

突然、噴火をしたとの情報が入りました。


2週間ほど前にNHKのニュースで

「御嶽山周辺で火山性の地震が多い」

報じていたようですが、おそらくそんなものを

チェックしていた人は、極めて少数でしょう。


また、噴火の危険度によって入山規制が

行われる「噴火警戒レベル」というのがあり、

地震が多いとはいえ、レベルは「1」でした。

これは「平常」を意味しています。


つまり、「噴火に気を付けましょう!」という

アナウンスは、ほとんど実施されていません。

本当に噴火するまで、誰にも噴火することを

予想できなかったというわけです。


噴火を予想できないのに、

原発の安全審査が通るのは

一体、どういうことでしょう?


鹿児島にある川内原発は、近隣の山々が

噴火した場合の対策が求められていますが、

原子力規制委員会は、以下のような理由で、

「再稼働しても良い」と認めています。


噴火するかどうかを予測して、

対策すればいいので、OK!


現在の科学では、噴火の予測はできません。

そんなものができていれば、今頃、御嶽山に

登山する人なんていなかったに違いないです。


地震と同じで、「前兆かもね!」ということは

あったとしても、噴火するまで分からないので、

対処することなんてできるはずがないのです。


ついでに言うと、2週間前の地震を前兆だと

感じることができたとしても、稼働中の原発の

燃料棒を2週間で移動させるのは不可能です。


物理的に無理!


せいぜい人の避難ぐらいはできるでしょうが、

日本が終わるカウントダウンは止められない。

みんなで山の神様にお願いし、「どうか怒りを

お鎮めください」と処女の生贄を捧げることが

唯一の方法でしょう。何時代でしょうか。


崩壊したはずの安全神話を、反省もせず、

また繰り返す愚かな民族。世界から軽蔑の

対象になることは間違いありません。


現時点で入っている情報では、8人がケガ。

そのうち1人は骨折の重傷であるとのことで、

河口周辺4キロでは噴石に注意が必要だと

警告されています。


登山中だった方や頂上付近にいた方々の

安否が心配されますが、無事を祈りたいと

思います。

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