2014.9.27 11:38

冨田のカメラ窃盗容疑、韓国では大きく取り上げず/アジア大会

冨田尚弥の事件について謝罪する青木剛団長(手前)、と柳谷直哉本部役員=仁川(撮影・森田達也)

冨田尚弥の事件について謝罪する青木剛団長(手前)、と柳谷直哉本部役員=仁川(撮影・森田達也)【拡大】

 仁川アジア大会で競泳代表の冨田尚弥選手(25)が韓国記者のカメラを盗んだ疑いで地元警察の事情聴取を受けたことについて、韓国では聯合ニュースが27日未明に記事を配信した後、インターネットなどを含め大きくは報じられていない。

 韓国紙、東亜日報などの電子版は同日午前、日本メディアの記事を引用する形で「日本オリンピック委員会(JOC)が、規律違反で水泳代表選手を選手団から追放した」と事実関係のみを報道した。

 捜査した仁川南部警察署の担当者は「毎日多くの窃盗事案を処理している。特別なことはない」と説明。「衝動的に欲しくなったとのことで、任意同行の段階から『申し訳なかった。カメラは選手村にある』と認め、後悔していた。まだ幼く素直な印象だった」と語った。(共同)