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肺が破れる覚悟でクリケット、キリマンジャロ山頂で試合

2014年09月27日 16:18 発信地:キリマンジャロ/タンザニア

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1/6 肺が破れる覚悟でクリケット、キリマンジャロ山頂で試合 ▲ キャプション表示
×キリマンジャロ山(Mount Kilimanjaro)で行われたクリケットの試合(2014年9月26日撮影)。(c)AFP/PETER MARTELL
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【9月27日 AFP】一風変わったクリケット愛好家たちが26日、肺が破れんばかりの努力によってキリマンジャロ山(Mount Kilimanjaro)で試合を行い、史上最も標高が高い場所で行われた試合の記録を塗り替えた。

 イングランドの名選手だったアシュリー・ジルズ(Ashley Giles)氏や、南アフリカの英雄マクハヤ・ンティニ(Makhaya Ntini)氏も参加したチームは、アフリカの屋根と呼ばれるキリマンジャロを夜明け前に徒歩で登り、雲が発生してプレーが中止されるまで試合を行った。

 AFPの特派員によると、試合は標高5895メートルの休火山である山頂のすぐ下にある、火山灰と氷に囲まれた標高5730メートル地点のクレーターで行われたと伝えている。

 これまでの記録は、2009年にネパールのヒマラヤ山脈(Himalayas)、エベレスト(Everest)の5165メートル地点にあるベースキャンプで行われた試合が世界最高地で行われたものとされている。

 試合に参加したクリケットファンで、1得点も挙げられずアウトになった22歳の男性は、「このような高地で呼吸をしたり走ったりすることはとても大変なことだった。しかしこのような経験は人生に一度あるか無いかのことだからね」と語った。

 キリマンジャロ山頂付近は、平地に比べ酸素濃度は半分しかなく、体力は2倍消耗する上、参加者には急性高山病や、肺や脳に水分が異常に溜まる高地肺水腫、高地脳浮腫さえも発症するリスクがあった。

 試合で使用する道具は、7日間かけてタンザニアの荷物運搬人によって運ばれ、試合を公式なものとするために、資格を持った審判が立ち会った。(c)AFP/Peter MARTELL

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