火山の降灰警報発表準備へ噴煙観測を高精度化

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  気象庁は火山防災情報の強化を図るため26年度以降に降灰警報の発表導入を目指しており、25年度には「噴煙観測の高精度化」を図る予算として4500万円を計上した。26年度以降ではレーダー・衛星による噴煙観測の導入も図る計画。

  現在、火山の噴煙高度の観測は目視で行われているため、誤差が大きいとの問題がある。このため、既設カメラの画像から精度の高い噴煙高度の算出が可能な噴煙観測システムを導入し、降灰量の算出に必要な噴煙高度や噴煙量を解析処理して、目視による主観的な判読から、画像上での客観的計測に切り替える体制を整える。

  気象庁では体制が整った火山から順次、降灰警報を発表していく計画で、10センチ以上の降灰の恐れのある多量降灰地域を限定するなど、1ミリ以上、1センチ以上など、地域毎に降灰量を詳細に予測する体制を整える。

  また、25年度には富士山、御嶽山(おんたけさん)、阿蘇山など6火山の観測所を更新する計画で、新年度予算に1億9500万円をつけた。(編集担当:森高龍二)

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