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米 開発中止の遺伝子組み換え小麦見つかる
9月27日 22時20分

アメリカ西部モンタナ州で、国内では栽培が認められていない遺伝子を組み換えた小麦が大学の試験農場に生えているのが見つかり、アメリカ農務省は詳しい調査に乗り出しました。

アメリカ農務省によりますと、見つかったのは、大手のバイオテクノロジー企業「モンサント」が2000年から2003年にかけてモンタナ州の大学の試験農場で政府の許可を取って一時、試験栽培していた遺伝子組み換えの小麦です。
この小麦は、遺伝子組み換えによって農薬に強くした品種で、開発はすでに中止され、販売目的での栽培や流通も認められていませんが、ことし7月、試験農場の中で生えているのが見つかりました。
このため農務省では、開発が中止された小麦が10年以上たった今なぜ見つかったのか詳しい調査に乗り出しました。
遺伝子組み換えの小麦は、去年、オレゴン州の農場でも過去に試験栽培されていた品種が見つかり、日本は、オレゴン州でとれる一部の小麦の輸入を一時停止しました。
アメリカではトウモロコシや大豆については遺伝子を組み換えた品種の栽培が認められていますが、小麦については認められていません。

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