御嶽山噴火:交通各社、降灰の量に応じ判断
毎日新聞 2014年09月27日 20時28分(最終更新 09月27日 21時49分)
長野県と岐阜県にまたがる御嶽(おんたけ)山(3067メートル)が27日に噴火。交通各社は、降灰の量に応じて今後の運行などを判断することにしている。
JR各社によると、27日夕時点で、御嶽山周辺のJR中央線、高山線、飯田線や長野新幹線で区間運休などは予定されていない。JR東日本の担当者は「現状では運休などがどうなるかは分からない。線路にどのぐらいの灰が積もるか、現地で観測し、判断することになる」と話した。JR東海も「降灰量などに応じて、必要な対応をとる」とした。
一方、国内航空各社は周辺上空の噴煙を避けて運航している。全日空の広報担当者によると、御嶽山周辺は通常、羽田空港と北陸地方、中部国際空港と北海道、東北地方を結ぶ便の飛行ルートになっているが、27日夕時点で「噴煙が見えるので、目視で避けながら飛行している。遅延や欠航など深刻な影響は出ていない」と説明。日本航空の運航担当者も「便ごとに対応しており、影響は出ていない」としている。【狩野智彦、佐藤賢二郎】