旧式機と記憶混ざり誤操作=ドア解錠ボタンを勘違い―全日空機急降下・運輸安全委
時事通信 9月25日(木)10時5分配信
那覇発羽田行き全日空機(ボーイング737―700型機)で2011年9月、男性副操縦士がスイッチを誤操作し、機体が背面飛行に近い状態になって急降下したトラブルで、運輸安全委員会は25日、副操縦士が以前乗っていた旧式機の記憶から、ドア解錠スイッチと操舵(そうだ)スイッチを勘違いしたとする調査報告書を公表した。
副操縦士がしばらくミスに気が付かず、失速警報に驚いて機体を立て直す操作を一時中断したことも急降下につながったと指摘。安全委は、全日空と国土交通相に対し、異常な飛行姿勢での操縦方法などの訓練を徹底するよう勧告。米連邦航空局(FAA)にも、ミスの起きにくいスイッチの配置をボーイング社に検討させるよう求めた。
最終更新:9月25日(木)12時5分
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