御嶽山噴火 8人ケガし1人重傷

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 27日午前11時53分頃、岐阜県と長野県の県境にある御嶽山が噴火した。長野県によると8人がケガをしていて、そのうち1人が骨折をしていて重傷という。

 27日午前11時53分頃、岐阜県と長野県の県境にある御嶽山が噴火した。午後2時に中京テレビのヘリコプターが撮影した映像によると、山頂付近から噴煙が高く上がり、その噴煙は複数箇所で確認できる。また、山頂の火口付近にある山小屋は降り積もった灰で辺り一面が灰色になっている。

 気象庁は午後2時半から会見を開いた。

 気象庁会見「今後とも噴火が発生する可能性がある。火口から4キロの範囲では大きな噴石に注意していただきたい。地殻変動がみられていないのでそれほど大規模な噴火とは考えていない。今回の噴火と同規模の噴火がある可能性がある。活動がいつ頃収束するか難しい。一週間単位という短い期間ではない」

 気象庁は山頂火口から4キロメートル程度の範囲では、噴火に伴う大きな噴石の飛散などに注意するよう警戒を呼びかけている。

 長野県側の消防によると8人がケガをしていて、そのうち1人が骨折をしていて重傷という。また、長野県警によると4人が灰に埋まり身動きがとれない状況だという。

 岐阜県側の災害対策本部によると、岐阜県側でケガ人は確認されていないが50人ほどが下山を始めているという。