【阪神】ゴメス、汚名返上ダ~ン!断トツ107打点
2014年9月25日6時0分 スポーツ報知
◆DeNA4―6阪神(24日・横浜)
高々と打ち上げた白球の行方を見届けると、ゴメスはゆっくりと走り始めた。同点の9回無死一塁。三上の変化球を左翼席上段まで運んだ。「ストライクゾーンに来たボールを強く振ろうと思っただけだよ」と26号2ランで試合を決めた。初回にも二死三塁から左前に先制適時打を放つなど、2安打3打点の大暴れ。これでリーグ独走の107打点となった。
23日の同カード(横浜)では4打数無安打、2併殺。守備でも9回1死からの失策がブランコのサヨナラ弾につながるなど散々だった。しかし、この日は和田監督から「ニューデイ」と声をかけられリラックス。「過去のことを考えても仕方ない。また新しい一日と思ってやっている」と気持ちの切り替えはできていた。
試合前、室内での打撃練習を終えると、高代内野守備走塁コーチにノックを要求。大雨のなか、笑顔で守備練習を行うなど前日のミスを引きずる様子はなかった。
主砲の活躍で2位・広島と1・5ゲーム差。23日にV逸は決まったが、CS本拠地開催はまだまだ諦めていない。「一つでも上の順位を目指して戦い抜く」と指揮官は力を込めた。残り6試合を全力で取りにいく。(酒谷 裕)