ふるさと納税 換金性の高い「御礼」について(5)宮津市の例
- カテゴリ:
- 税金
京都府宮津市のふるさと納税に、ついに総務省から「指導」が入ってしまいました。
ふるさと納税、土地特典に「待った」 京都・宮津市に総務省
宮津市に「ふるさと納税」したら「御礼に土地」を
という話だったのですが、所管官庁である総務省から
「土地は換金でき、資産にもなる。
1千万円の寄付で実質750万円分が
返ってくることになり、特別の利益
にあたる疑いがある」
とのことで、宮津市はこの「御礼」を取りやめる方針のようです。
ここにはリンクは張りませんが、「御礼」の土地の造成地の地図が
ネット上には本日現在残っていると思います。この図面を見ると
不動産関係の仕事をしている人なら、結構簡単に「悪いこと」を
考えつくことができます。
今後、このように
●「地方税法」「所得税法」などの業際法との調整がややこしい御礼
●手を加えることによって価値の向上(そして転売)を見込みやすい御礼
●譲渡しやすい、名義変更しやすい御礼
については、当局は注視するでしょう。
こうしたことが、あと2~3回あると「行政通達」や「ガイドライン」と
いった形で具体的な縛りが発生してしまうものと予測されます。
この情報、参考になったらクリックをお願いします
にほんブログ村
コメント