先日、大阪梅田で開催されている藤子・F・不二雄展へ行ってきました。
ドラえもん、キテレツ大百科、パーマンと小さい頃にテレビで見ていたキャラクターがたくさん。昔から名残ある面々ですが僕はこれと言って特別な愛情があるわけではありませせんでした。ドラえもん大好き!不二雄さんマジリスペクトっす!神っす!ってわけでもない。
たまたまその日が休みでたまたま休みに予定がなかったから、たまたま友達が少ないからだいたい休みに予定はない。そんな感じで誘われるがままに付いて行ってきました。
入場料は大人1500円。誘われるがままに来ていきなり1500円て。なかなか高いやないかい。と。まあまあええハンバーグ食べれるやないかいと。たまたまにしては痛い出費。
入口までたくさん並んでいたドラちゃん。ドラえもんが青いのはもはや当たり前やけど、なんで青色を選んだのかが気になって仕方がなくなった。落ち着く色。これが蛍光のピンクとかじゃなくて良かった。パーなのかペーなのか。どっちでもええわい。
入口入ってすぐにたくさんのキャラクターたち。見た事あるけど名前がわからーん。ってキャラクターがたくさん。もどかしいけど、こういう風に大集合してるだけでオールスター感謝祭のワクワク感は見たいなのあるよね。
あと、こんなとこでもどの女の子が一番タイプかみたいなの考えてしまう自分をどうにかしたい。ちなみに僕はエスパー魔美かな。どれかわからんけど。アンサーチェックして欲しい。和歌子姉さーん!
そして会場入ってすぐに3Dマッピングで...あ、ネタバレしないように擬音祭りでお送りしますね。
あんなキャラやこんなキャラが机からババババババーっと出てきて、パッとやってサッとしてブルルルルルルルってした後に本棚からザババババババババーンで、しずかちゃんのスカートがひらひらひひらっひひらひ〜でジャイアンのあれがボエーーーーーー、びゅびゅびゅんとピュルルルルルルルルーでシュン、シーン、カタッ、さっさっさっとしてパッとしてポイっとして終わり。伝わりました?
楽しかったです。とにかくジャイアンのあれが良かったー!あれが。
それが終わった後は、藤子・F・不二雄さんの原画が並んだフロアへ。
デビューする前に自身で作った回覧同人誌から子供向けマンガとして駆け出しの頃のマンガ、オバQ、パーマン、21エモン、ドラえもんともっと細かく原画の1枚ずつが並んであって、話の続きがみたい!もっと読みたい!と、くすぐられながらも、僕はペン入れ前の薄らと見える下書き、修正ペンの跡、吹き出しから線が引っ張られた先に書いてあるセリフについてのポイントに目を持って行かれる。
僕らが見ていた完成されたキャラクターはこんな風に描かれて、こんな風に修正され、見えない設定が決まっている。軽率な言葉ですが一部の過程が見えたことで奥深さに改めて気づかされる。
最初のドラえもんは怒り肩というかなんというか、とにかくすっごい寸胴でずんぐりむっくり。これはコミックの1巻から見ればすぐにわかることですけど、やっぱり描いていくうちに描き手だけではなく、キャラクターも成長するんだなと思った。見た目も性格も変わっていく。おもしろい。
途中、SFコーナーがあった。SF(すこしふしぎ)なコーナー。あ、僕が軽はずみにボケたわけではなくて、本当にSF(すこしふしぎ)コーナー。
藤子・F・不二雄さんが描いたSFマンガの表紙がたくさん並んでたんですけど、すっごいブラックジョークなんです。子供向けではなく、完全に大人向けで意味深なタイトルがたくさん。赤塚不二夫先生といい、鋭いブラックなギャグセンス(ブラックユーモア)も抜群でした。
“なりきりキャラひろば”という題名でこの絵が飾られてたんですけど、なにをどうなりきるのかわからないコーナーだったので、タイプの子を指差しておきました。そんなことよりお腹出てるのが気になりますね。
藤子・F・不二雄さんのデスクに座り、なりきれるコーナー。
どうも、タヌコ・タヌオです。言うて。ドヤ顔で決めてるのはいいんですが、パイプを逆に持つ失態。ただ、イスはすごいふかふかで良かった。IKEAかな?ニトリかな。
パーマンになりきれるコーナーでは、せっかく重い箱を持ち上げるってコンセプトで写真が撮れるようになってるのに、コンセプトに気づかずFUJIWARA原西さんのギャグみたいになってしまってますね。マントにも気づいてないし、写真を撮る方も完全に箱に気づいていない。ミスざんまい!
藤子・F・不二雄さんの年表があったんですけど、思う事がたくさん。
16歳から自分の手でマンガを作り始めてるということ。当時のマンガも並んでたんですけど、考えてることがすごいし、自分の絵と言葉で表現し、気持ちを具現化している。
今の僕の年齢(28歳)ではすでに雑誌にマンガが掲載されている。
自分には今から何ができるやろうか。
いろんな名言が壁に書かれてあったんですけど、その中でも“娯楽”というものを大事にする自分が発信したい思いと一致した言葉があって感激。
楽しんでもらえるものを作ること、夢を与えることに一生懸命になりたい。改めて考えさせられました。
やっぱり過程や歴史を知ることは大事。完成するまでに至る過程にこそ僕は輝きがあると思う。想像して創造する時間が自分を育むもんじゃないかと。
突然誘われて渋々1500円払わされて入った先が大人の僕にも夢を与えてくれた世界でした。
ほんと行って良かったー!
おわり
やっぱり人に娯楽を与えることは幸せなこと。与え合える環境にいたい。 pic.twitter.com/XGFYVpXLmd
— 吉本ユータヌキ (@gonnakill_uta) September 24, 2014